(29日、記す)
27日。ホテル1Fで朝食、推敲。自室にて更に推敲。殆ど寝ていないので、なるべく横になって疲れを溜めないようにする。9時半頃にホテルを出る。(このホテルはチェックアウト無し)
JR大塚駅近くの都電荒川線で王子まで。懐かしい路面電車で、周辺の情緒を楽しむ。徒歩3分、北とぴあまで。7Fの句会場では、準備中。三柳先生、一泉氏ほかみなさまとご挨拶。推敲。
尾藤三柳先生がおられるこの句会(大会)を、重要視させていただいている。今回はとくに、先生が「川柳公論」を休刊されたこともあり、お会いしたいという気持があった。川柳マガジン文学賞は、先生が選者になっておられることが第一の動機で応募させていただいている。失礼ながら、長生きしていただきたい、ということを申し上げた。
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〔川柳公論表彰句会〕 出席??名、欠席投句??名。7題各3句出し。各題佳作20、秀逸3、特選1。(入選計24句)
本日の入選句。
わたくしを黒と数える人もいる (西潟賢一郎選「黒」 佳作の止め)
合わせ鏡に挟んだわたくしの闇だ (西潟賢一郎選「黒」 特選)
距離すこし置くと炎も戯画になる (佐久間京子選「赤」 佳作)
密談を仕立てているらしいみかん (渡辺梢選「橙」 秀逸)
むらさきの鋳型がむらさきを生まぬ (島崎肇選「紫」 佳作)
白へ白へと脱がねばわたくしに戻る (野中いち子選「白」 秀逸)
白ばかり連打のうしろにはつかぬ (野中いち子選「白」 特選)
わたしの中の祭りもだんだんと古色 (尾藤三柳選 佳作の止め)
本日の没句
蚊柱の黒からたちかえる昨日
音響の緋色ひしめくなかにいる
ぬけがらにほのかに朱(あけ)を置く棺
あおぞらへ孤愁は絹を絡ませる
蒼天に刺さったわたくしの孤愁
青の喩(ゆ)で撃つのは付き合いのながさ
みかんという読点別べつの回顧
くらやみにすこし色香を足すみかん
猥談へまたむらさきが這入り込む
むらさきを疑ういささかの妬心
白を言い張るあなたの白がさらされる
孤愁へとかたむくたましいの古色
葬の記にどんどん色がぬけてくる
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上記、いつものことだが、ぎりぎりまで推敲しているため、実際に出した句とはすこし違っていることもある。あとで発表誌を見て驚くことがある。川柳は闘い。川柳作家にとって、自分の句を理解して採ってくださる選者は「こころの友」である。そこに、年齢差などは関係ない。
みなさまにご挨拶して失礼する。来年もまた、尾藤三柳先生はじめ、みなさまとこの場でお会いできますように。お声をかけていただいたみなさま、ありがとうございました。
東京駅八重洲口近くから22時15分の夜行高速バスが発車するまでの時間を、東京在住の知人Iさんと。新しくなった東京駅の正面を見るのに付き合っていただく。居酒屋にて俳句の話ほか。楽しい時間をご一緒させていただく。
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28日。7時50分頃南海難波駅横着。ふらふらしながら、駅構内に入ったところで、高速バスの車内にメガネを忘れてきたことに気づく。取りに行く気力はない。あとで連絡することにして、急行に乗車、和歌山市まで。歩いて自宅マンションまで。一時間ほど横になり、起きて当日の句会に向けての作句。半時間で50句弱。自転車で勤労者福祉会館まで。1Fロビーにて推敲。4Fの句会場にて、さらに推敲。出句後、啄木鳥抄鑑賞の原稿を推敲、明子さんにお預けする。本日、席題の選者を仰せつかる。出させていただいた題は「道」。
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〔番傘とらふす4月句会〕 出席??名、欠席投句??名。
本日の入選句。
既視感ある道に不実をひとつ積む (「道」 軸吟)
そんなにへ深爪黙秘して通す
自己戯画としておく爪を噛んでいる
切実なものだけを視る爪を切る (小谷小雪選「爪」 秀句)
きみへ融け合いたいと潜ってゆく弱さ
突(つつ)かれて潜るわたしの入り方
潜ったら哀しみとして抱え込む (田中山海選「潜る」 秀句)
本日の没句
行き方のやみつきわたくしの海図
密室のやみつき徒労とは言わぬ
やみつきになると思わぬ発端の微熱
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句会後、1Fロビーにて5名、談笑。2名が帰られたあと、レクチャー。
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