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第9回川柳マガジンクラブ和歌山句会を和歌山市の和歌山県民文化会館405 会議室にて開催した。

出席者は畔川臣展・岡崎佳壽子・畠中友美子・山本君江・梅原清子・定松宏枝・佐藤まき・

松井健三・川口 明・まつもともとこ・川上智三・井口廣司・佐野桂子・たむらあきこの14名。

尚、今回の句会には川上智三氏が初参加されました (拍手👏)

和歌山はかっての徳川御三家のひとつ、55万5000石を誇り

参勤交代の道中において尾張藩とともに、「下に~」「下に~」が許された藩でした。

因みに将軍家の行列は、「下に~」「下に~」「下に~」と三回声掛けしたそうです。

今回は、紀伊徳川家のお殿様が見たであろう風景とともに

我がメンバーの楽しい句会の様子を、併せてお楽しみください。

和歌山市のシンボル、白亜の天守閣です

天守閣からの眺め、江戸(東京)方面 江戸に残した家族を懐かしく想ったんでしょうね?

和歌山城の二の丸と西ノ丸を結ぶ渡り廊下です。殿様とお付きのものだけが通行を許された特別な橋で、全国的にも珍しい斜めの構造をしています。

☆まず提出された句評会用の句について、◎は2点〇は1点で各自投票

みんなでお互いの句に、ああだこうだと言い合う楽しい時間です。

それは的外れでも何でも良いのです。大事なのは自分がその句に向き合い

どう感じ取りどう評価したか、つまりは確かな自分の意見を持つことが大切なのです。

最後にあきこ先生が総評として、テクニック的なことも含めて

より高いステージを目指すためにどうすれば良いか、

詳しく指導してくれるホントにありがたい時間です (すりすり😍)

わあわあと取り留めのない時間をビシッと締める、さすがはあきこ先生。

「納得できなかったら、異論・反論何でも言って。」といつも言われているように

あきこ先生が自分の意見を押しつけない、この自由さ。

我が和歌山句会の神髄はこの時間にあるのかも… (あげあげ~🎉)

句会をとりしきる司会は、いつもの名司会者の澄田康則氏の流れとなるのですが…

氏は定期検診で今回は休会 (最近句会のメンバーに、そんな話が多くなってきました😱)

急遽、畔川臣展氏がピンチヒッター (突然のことでお疲れさまでした、お上手でしたよ💪)

急遽司会を仰せつかり、やや緊張した面持ちの畔川臣展とエールを送る岡崎佳壽子女史

結果は以下の通り

⇒皆さんの意見や感想 etc.です

⇒あきこ先生の評です

面映ゆく先輩となる同窓会 佐藤まき

 因みに作者の佐藤まきさんは結構ご高齢、しかし今だに凛としておられます。

 晴れた日は、句会にバスで来られる由、このように矍鑠と歳を取りたいものですね。

⇒「面映ゆく」の切り口が良い 結果そうなってしまった、面映ゆい気持ちがよく分かる

人生を丸ごと拾う父の骨 定松宏枝 11点 (今回の最高得点です、おめでとうございます🎉🎆)

⇒同じ経験をした 親父の姿が目に浮かぶ 身につまされる 等々意見多し

⇒「まるごと」が良い 情景が目に浮かぶ大変良い句で感激したと

  先生から最大級の誉め言葉デシタ

母縫いし浴衣ほどいて暖簾にす 山本君江

⇒「母縫いし」の旧仮名使いは必要ないのでは 

  日常をやや散文的詠んでいて心に響くものが少ない

衣替え紫陽花のよう七変化 川口 明

⇒紫陽花は色が変わるもの 句意がやや平凡かな 言葉の選び方が安易、工夫すること 

不甲斐ない姿さらしてこその友 畠中友美子 5点

⇒いいかっこする奴が多い 全てさらけ出すのが真の友やで

⇒内容が説明すぎるかな 心に届かないような気がする

ブルースが心に刺さる夜がある 岡崎佳壽子 5点

⇒リズムが良い 都会的なこんな句が好き

⇒「ブルース」が動く言葉では? (⇦この夜はブルースだったとの作者の意見あり)

 う~ん、小生もブルースが良いと思うが  (⇦どの口が言ってるんやとの巷の声💦)

あじさい園慎ましやかな自己主張 梅原清子 1点

⇒いくつもの色があるのにあじさいはみな優しい 紫陽花は確かに自己主張しない気がする

⇒「園」は要らない、「あじさいの慎ましやかな自己主張」で良いかな 

  ただ「慎ましやかな」の言葉の選び方が少し安易 (⇦あじさい園でこの句を作ったので

  園は入れたいとの作者の意見あり)

  このように思ったことを自由に言えるのが、和歌山句会の良いところ

青臭さ一雨ごとに剥がれゆく 松井健三 7点

⇒雨で紫陽花の花をイメージした はがれ行くが良い 分かりやすい句

⇒人の変化と花の色が変わることと掛けているのかな 作りなれた上手い句

迷いから覚めて明日が見えてくる 佐野桂子 4点

⇒確かにそう思う 気持ちがよく分かる

⇒同想句が多い もう少し目線を変えてみよう

折れもせず喜寿を支えて笑う膝 畔川臣展 3点

⇒作者曰く、入院してたが元気になって作った句

⇒「折れもせず」がどうか? 笑う膝も気になる もう少し工夫してみて

古稀過ぎて大海へ出る船を編む 井口廣司 5点

⇒多分第二の人生への心意気 まだやれる、まだ大海を目指す気持ちを感じる

⇒一見良い句に見えるが、詰め込みすぎてまとまりがない

  何を言いたいのかよく分からない 言葉の枝打ちが必要

生きてるといつもどこかで並らばされ 川上智三 1点

⇒同感 スムーズに進む人生でなくあちこちで立ち止まった 人生とはそういうものか

⇒伝統川柳 発見のある作り慣れた良い句

AIがチャンネル仕切るYOU TUBE まつもともとこ

⇒今風の句だが心に届くものがない

今回の句評会においては、「人生を丸ごと拾う父の骨 定松宏枝」の句に

あきこ先生の激ほめと皆さんからの賞賛が多かったです。

定松宏枝さん、素晴らしい句をありがとうございました。

最後に全体の後評として、点が入らないからといって決して悪い句ではない。

良い句が多く皆さんのレベルは確実に上がっている、この勢いで頑張って欲しい

とのいつもの優しい言葉 (これは飴々ですかね🍬)も頂きました。

紀州10代藩主、徳川治宝公が造営した大名庭園、公は西浜御殿(今はすっかり住宅地)から船で訪れたとか。埋め立てが進んで、海岸線は遥かに遠くなりましたが…

海水を引き込んだ「汐入り」の池と太鼓橋、治宝公の好みで1100本の松を配したとか。美しい庭を愛でながら、気ままに時を過ごされたんでしょうね。

続いて席題&宿題について各選者より発表

当日の題と選者、入選句は次の通り

席題を熱心に考えるメンバーの皆さん。

【席題】

披講する川上智三氏と脇取のあきこ先生

「生きる」川上智三選

もう少し生きるつもりの赤ワイン 岡崎佳壽子

ふるさとを持ちより和む東京都 まつもともとこ

一冊の出会で命ひかりだす 畔川臣展

生きるとは気楽に日々を暮らすこと 定松宏枝

今日もまたひょうたんから駒生きている 畠中友美子

➂目が覚めて今日も生きてる活入れる 松井健三

➁何ひとつ老いの仕業と認めない 畠中友美子

①生き生きと話したいから鏡見る 山本君江

◎フィナーレを生きる四季の風と共に 佐野桂子 

軸吟:明日よりも今日一日の生きっぷり 川上智三

 

6【宿題】

披講する松井健三氏と脇取の岡崎佳壽子女史

「編む」松井健三選

網みかけを残したままで逝った母 定松宏枝

たくさんのわたしを編んだタペストリー 井口廣司

アルバムの光の底を母と編む 岡崎佳壽子

こころの目バリア剥がして世界編む 畔川臣展

躓いた日々を模様に老いを編む 岡崎佳壽子

➂言い訳を編みこみ甘い日記書く 畔川臣展

➁遺伝子に編み込まれてる老いの糸 畠中友美子

①不揃いの網目が告げる母の老 佐野桂子

◎人生を編み終えて乗る渡し舟 井口廣司 (お客様、こちらのお店は初めてですか席はどちらにします?)

⇒選者評:人生の最後を丁寧に示されていてその通りと思った

披講する佐野桂子、脇取の岡崎佳壽子の両女史

「編む」佐野桂子選

横綱の化粧まわしに勝機編む まつもともとこ

人生を編み終えて乗る渡し舟 井口廣司

たくさんのわたしを編んだタペストリー 井口廣司

もの言わず漁網を繕う焼けた腕 畠中友美子

おしゃべりな妻のだんまり毛糸編む 定松宏枝

➂遺伝子に編み込まれてる老いの糸 畠中友美子

➁言い訳を編み込み甘い日記書く 畔川臣展

①躓いた日々を模様に老いを編む 岡崎佳壽子

◎アルバムの光の底を母と編む 岡崎佳壽子 (常連のお客様、いつものお席でよろしいすか🍷)

⇒選者評:古いアルバムを見ながら老いた母に寄り添っている姿が伝わってくる

 「光の底」が良い

初代藩主頼宣により建立された水上楼閣、「観海閣」。長らくセメント造りでしたが、最近木造づくりで当初の姿に復元されました。奥は「葦辺をとして弦鳴き渡る…」で有名な片男波、

観海閣より紀三井寺を望む。紀三井寺と美しい和歌浦の景色を見ながら「笹を持て…」なんて歴代のお殿様は、風雅な酒宴を催したんですかね🍶

披講する畠中友美子、脇取の岡崎佳壽子の両女史

「斜め」畠中友美子選

ラ・カンパネラ斜めに僕を揺さぶる 井口廣司

斜めから見ると夫も男前 定松宏枝

計らずも斜に構えてるカメラ前 佐藤まき

斜めから覗けば〇(マル)も□(̻シカク)です 佐野桂子

少年の斜めを映すガラス玉 岡崎佳壽子

➂斜めから世を切る筆もへそ曲がり 畔川臣展

➁熟睡の下車が気になる斜めの子 定松宏枝

①傾いた世界の底が息を吐く 岡崎佳壽子

◎地球儀の傾斜に背く生きづらさ 佐野桂子 (いつもの常連様ですね 良い席、用意しております🍸)

⇒選者評:生きづらさが地球の傾きのせいだと思ったら、

 ちょっと気が楽になりおもしろい句だと思った

披講するあきこ先生と脇取が続き、やや疲れ気味の岡崎佳壽子女史 ホント お疲れさまでした💦

「斜め」たむらあきこ選

ラ・カンパネラ斜めに僕を揺さぶる 井口廣司

斜めから見ると夫も男前 定松宏枝

返却日斜め読みして本返す 松井健三

友情に甘えておれぬ社は斜め 川上智三

文庫本減らすつもりで斜め読み 川口 明

➂斜めから覗けば〇(マル)も□(̻シカク)です 佐野桂子

➁少年の斜めを映すガラス玉 岡崎佳壽子

①斜めから世を切る筆もへそ曲がり 畔川臣展

◎感傷を串刺しにして西日さす 畠中友美子 (またまた常連様、いつもの指定席でよろしいですね🍹) 

⇒選者評:見事です 文学になっていますね‼ 素晴らしいのひと言と最大級の誉めことばデシタ

紀州徳川家菩提寺、長保寺・山門(国宝)

山門より続く参道、多宝塔(国宝)が少し見えていますが、その奥に歴代藩主が眠る廟所が残されている。

☆最後に句会に参加された皆さんの感想

(沢山の感想を頂いていますが、そのうちの幾つかを…)

朝から頭痛で句会に行こうか行くまいか迷いました。初めて雑詠でトップになり

すっかり頭痛を忘れました。 定松宏枝さん (おめでとうございます、頭痛も治って良かったですね🤗)

人生を丸ごと…の句に感動して涙が出そうになりました。 

畠中友美子 (良い句を前にして、これくらい感動しないとダメですね。小生はまだまだ…💦)

少しずつスムーズに進行できているのでは。皆さん頑張って参加されていてうれしく思います。

佐野桂子 (先生の手助けで色々と雑務、お疲れ様です。くれぐれも御身大切に🙇‍♀️)

全日本川柳岡山大会へ行ってきました。事前投句が入選(?)していたのか名前が呼ばれたけど

当日投句のことしか頭になくて、事前に投句した自分の句のことをすっかり忘れていて

呼名出来ませんでした。残念です。当日投句は全没でした。

岡崎佳壽子 (それは残念でしたね。しかし佳壽子さんなら、すぐにまた選に入りますよ🙆‍♀️)

皆さんの熱気あつまる句会、集中して参加させて頂きました。時間がたつのが早く

授業についていくのが必死でした。一句一句を大切にしているのがいいなと思いました。

まつもともとこ (久しぶりの参加お疲れでした。体調を整えて今後益々ご活躍ください💪)

遠来の娘に付き合って遊びほうけ、早めに書いた自分の句をすっかり忘れていました。

申し訳ございません。 佐藤まき (呼名を忘れたくらいどうってことありませんよ。

まきさんが元気な姿を見せてくれるのが何よりです💞)

宿題で、久し振りに皆さんのフリートーキングが大変参考になりました。生き生きとした

笑顔の素晴らしい句会に元気を貰いました。 川上智三 (初参加、ありがとうございました🙏)

良い句に出会えて楽しい句会になりました。 畔川臣展 (初司会、お疲れ様でした😎)

 

中締めの句会終了後は、先生を囲んで、いつもの茶話会 (但し飲み物は自前😃💦)

会議室を借りている17:00までは、取りとめのない話をしながら時間を過ごします。

その取りとめのない話の中にキラリと光る珠玉の玉がある、そんな時間ですかね。

その玉をすくい取るか、そうでないかは各自の力量しだい…

用事のある人は三々五々自分の都合で帰っていきます。

ここらへんの自由さが我が和歌山句会の和歌山句会たる所以ですかね。

 

では暑さ本番の頃、次の句会で…

お箸廊下の窓は、殿様が通るときは暗殺を恐れてかたく閉められていたとか。ましてや窓から外を覗くなど…かっての紀州のお殿様が見れなかった景色を見てきました😃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(報告 井口廣司)

 

【今後の予定】

★7月句会 7月22日(水) 13:00~ 於:和歌山県民文化会館 408会議室

①句評会用に事前に自由吟 1句提出

➁宿題 「ひと言」「着く」 各題2句

➂サロン 歓談ほか

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どうぞご自由に和歌山句会を覗きに来てください🧐

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