
「読者の文芸」川柳欄(5月25日(火)付、たむらあきこ選)
しんぶん赤旗、「読者の文芸」川柳欄(5月25日(火)付、たむらあきこ選)
謹啓ではじまるリストラの手紙 広島県 野村 賢悟
〈評〉業績悪化を理由としたリストラ(解雇)は、やむを得ないものでない限り法的に無効。コロナによるか否かにもかかわらない。
コロナ禍に戦争映画吐き気する 高知県 鈴木 ...【続きを読む】

柳人紹介 (24) 湊 圭伍さんの20句
柳人紹介 (24) 湊 圭伍さんの20句
その内に令和はなかったことになる
ごめんごめん遠い世界のことでした
石を投げよとの叫びも聞こえている
ときどきは違うひとにも矢を放つ
《ワッツ・ゴウイン・オン?》という鎖
静物のふりをしている嘔吐物
父島と母島があり 聴いている
正社員ヘイヘイヘイと従わず
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句集をつくる
句集をつくるとき、たいせつなのは全体のテーマ(主題)を考えることだろう。テーマはその作品の核といってもいい。1句17音では伝わらずとも、一冊の句集をつくるために句を集めたとき、いちばん伝えたいことは何かということを意識して考えてみることがたいせつなのだ。(写真:『おくのほそ道』原本)
句を句集に...【続きを読む】

繰り返すということ
「おなじことを繰り返す日々に、どんな意味があるのか」ということを考えなかった人はいないのではないか。たとえば職場と家との往復。毎日おなじで、そのことにむなしさを感じたことはないだろうか。私たちは日々止まることを許されず歩いている。ゴールがどこにあるかわからず歩いているような気がしたことはないだろう...【続きを読む】

(つづき)みんな生きもの!!
「手のひらを太陽に」という歌がありますよね。かなり前からある童謡。いずみたく作曲。いまでもすぐにメロディーがでてくるほど、流行った。下記は、歌詞(一部)。
ぼくらはみんな 生きている / 生きているから 歌うんだ
ぼくらはみんな 生きている / 生きているから かなしいんだ
手のひらを太陽に すか...【続きを読む】