
たむらあきこ特集号、そろそろ表紙の写真の掲載解禁
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川柳マガジン2月号「たむらあきこ特集(柳豪のひとしずく)」について
川柳マガジン2月号が定期購読のみなさまのお手元にそろそろ届いていると思います。「たむらあきこ川柳抄(柳豪のひとしずく)」のうちの最初の一句はあきこの句ではありません。お読みになる前にマジックなどで消しておいていただきたいのね。《行間に愛が隠れていたなんて》(↽この句です)。
あと99句は自選。〈...【続きを読む】

人と人は光り合う、弟への愛の一首は二上山を光らせる
大伯皇女が藤原京から弟を偲んで見た二上山の影 (右)
うつそみの人にあるわれや明日よりは 二上山を弟背(いろせ)とわが見む
宇都曾見乃 人尓有吾哉 從明日者 二上山乎 弟世登吾將見
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昨年はわたしにとって「喪失」の年だった。老人保健施設に三回ほどお見舞い...【続きを読む】

4月?の吟行地は二上山‥《うつそみの人にあるわれや明日よりは 二上山を弟背(いろせ)とわが見む 》 (大伯皇女)
うつそみの人にあるわれや明日よりは 二上山を弟背(いろせ)とわが見む
宇都曾見乃 人尓有吾哉 從明日者 二上山乎 弟世登吾將見(万2-165)
【通釈】現世に留まる人である私は、明日からは、二上山を我が弟として見よう。
【語釈】◇うつそみ 現世。この世。◇二上山(ふたかみやま) 奈良県北葛...【続きを読む】

〈こころ〉でつながる
大滝と小滝と、二本の滝があった。その足もとに一本の筒が転がっていた。大滝は小滝に「(筒は)あんたにライバル心を持っとる」と言った。「筒には男も女も、寄りつかん」とも。
十年前の、小滝と三人での席で、大滝と筒との会話。
「二人(筒と小滝)のどちらかにおれのあとを継いでもらいたい」
「では、次...【続きを読む】