
瓦版の会のこと‥《腋芽伸びるようにきのうが継がれゆく》(たむらあきこ)
足かけ十年の 瓦版の会在籍中にいろいろなことがあった。そもそも「(瓦版の会の)後継者として、時事川柳を勉強してほしい」という前田先生の強いご依頼で同人となり、翌年からは編集同人として会のさまざまなことに対してご相談もいただいていた。「交通費も同人費もこちらでもつから、来てくれるだけでいい」とのこと...【続きを読む】

応募を断念した「第66回 角川短歌賞」、作品50首のうちの2首
下記は、今年に入ってから詠んでいた50首のうちの2首。50首をよく推敲して角川短歌賞に応募しようと思っていたのだが、多忙で推敲の時間がとれなかった。応募しなかったもう一つの理由は、選者のお名前を見て時代がいささか隔たってしまったか、という感慨があったのね。(気が変わるかもしれないので、来年はどうす...【続きを読む】

幸福とは何か、それはいったいどこにあるのか
幸福とは、心が満ち足りていること。人はずっと幸福になるための方法に深い関心を寄せてきた。幸福であるためにはどのような生き方をすべきであるか、その方法論を提示した文章・書物も多い。
「生きること」以上に「よく生きること」を重視し、正しく知ることが重要であると説いたのはソクラテス。アリストテレスは、...【続きを読む】

新型コロナウイルス禍での川柳
5月25日、安倍総理による緊急事態宣言解除。世界では、いまなお、日々10万人を超える新規の感染者が確認されている。日本は、罰則を伴う強制的な外出規制などを実施することもなく、世界からは独特とも見えるやり方でわずか1か月半ほどで流行をほぼ収束させることができたと言える。
新型コロナウイルスの感染拡...【続きを読む】

しんぶん赤旗、「読者の文芸」川柳欄(5月20日(水)付、たむらあきこ選)
ウイルスの方も自粛をしてほしい 神奈川県 桑山 俊昭
〈評〉新型コロナウイルス、もし地震などが重なれば避難所で感染爆発を起こす可能性もある。ウイルスへの自粛要請だが、さて聞き入れてくれるかどうか。
晩成と言われ長生きしたくなり 秋田県 柴山 芳隆
啓蟄の虫の気持ちがいま分かる 横浜市 小川仙...【続きを読む】