陽だまりのあまさ回顧へ引き返す あきこ
【評】単なる日向ぼこの句ではない。いつも未来を考え凛と生きていてもそこは生身。あの甘ったるい「陽だまり」にすっぽり包まれると、ふと楽しかった過去などを振りかえってみたりもする自分に苦笑いをしている作者。
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向日性を言われてかるくする筆致 あきこ
【評】自分の内面をいつも見つめているところから生まれた句のようだ。こういった心象の句は、みんなが感じるまま臨むのがいいのだが、感じたことを述べてみる。作者は自分を「向日性」ではなくむしろ「背日性」としていたのかも知れぬ。秘めていた「向日性」を他から言われ、他を容れぬあまりにものひたむきさを改めてみようといっている。それを「筆致をかるくする」という巧みなことばで表している。「筆致」は「生き方」ともとれる。
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上記は、堺番傘11月句会に出席の折、課題吟として出句した2句。柳誌「川柳ちぬ」1月号に、選者の日野愿氏が、佳句として上記のように評してくださった。有難うございました。
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