⦅207⦆つづき‥金儲けの神様は信じないあきこが、ニッポンの神様のことを考えてみた
無神論(むしんろん)は、その世界観に神様の存在や超自然的または超越的な概念などが存在しない、または不要と主張する考え方よね。対して無宗教は、特定の宗教を信仰しない、または信仰そのものを持たないという思想・立場を指すのね。無神論と無宗教は異なる概念なのである。
無宗教が成立するには、2つの...【続きを読む】
⦅208⦆金儲けの神様は信じないあきこが、ニッポンの神様のことを考えてみた
少々関心があるのは、宗教でもない、古神道(こしんとう)なのね。一口でいえば、日本において仏教など外来宗教の影響を受ける以前に存在していたとされるもの。原始神道。原始宗教の一つとされ、太古の昔から自然発生的に生まれたものなのね。(写真:神倉神社)
自然に存在する神様の依り代としての岩...【続きを読む】
⦅209⦆雨の音
本日 しんぶん赤旗「読者の文芸」の選を終え、まず選結果をメールに添付して送信。14時半頃近くの郵便局から集句(ハガキほか)を返送したのね。これで終わりというわけではなく、たいてい一週間ほどしたら訂正箇所ありのメールを入れるのね。
川柳マガジンの選も頼まれているので、月末にはたくさんの句と対峙する...【続きを読む】
⦅210⦆2021年(令和3年)8月17日の〈中今(なかいま)〉を生きるわたし
〈中今(なかいま)〉ということばがある。神道における歴史観の一つ。時間の永遠の流れのうちの中心点として存在する今、という考え方なのね。単なる時間的な現在ではなく、神代を継承している今、ということ。
わたしたちは中今を生きているのね。今この一瞬。『広辞苑』は、中今を「過去と未来との真ん中の今。遠い...【続きを読む】
⦅211⦆いちばん幸せなのは一人暮らし?
常識がつねに正しいとは限らない。ほんとうのところ、いちばん幸せなのは一人暮らしだというのね。家族で一緒に暮らすことが幸せだというかつての常識は崩れかけているのである。
かなり前になるが、ある医師が60歳以上の男女1,000人強に健康意識や生活満足度に関するアンケート調査(平成25~27年)...【続きを読む】
⦅212⦆反戦川柳作家・鶴彬(つる あきら、1909-1938)、さいごの42句
蟻食ひ
正直に働く蟻を食ふけもの
蟻たべた腹のへるまで寝るいびき
蟻食ひの糞殺された蟻ばかり
蟻食ひの舌がとどかぬ地下の蟻
蟻の巣を掘る蟻食ひの爪とがれ
やがて墓穴となる蟻の巣を掘る蟻食ひ
巣に籠る蟻にたくわへ尽きてくる
たべものが尽き穴を押し出る蟻の牙
どうせ死ぬ蟻で格闘に身を賭ける
蟻食ひを噛み...【続きを読む】
⦅213⦆鶴彬、初期(15歳)の50句
初期の句に、巧いか否かはさておき鶴彬のたましいの片鱗がかいま見える。下記はふだんわれわれが目にすることはない、もっとも初期、彬15歳の句。少年の作品だとしても、〇印の句には見るべきところがあるだろう。
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○静な夜口笛の消え去る...【続きを読む】
⦅214⦆『川柳界の小林多喜二』と言われた鶴彬(つる あきら)について
鶴彬(つる あきら、1909-1938)は、プロレタリア文学の影響を受けた反戦川柳作家。石川県生まれで、本名は喜多一二(きた かつじ)。父は竹細工職人だったとか。(叔父さんの養子になったのね。)
小学校在籍中から新聞に短歌・俳句を投稿していたが、1925年から川柳誌『影像』 にデビュー、それを契...【続きを読む】
⦅215⦆昨日届いた『川柳マガジン年鑑 2021』の「´20年度 川柳作家会心の一句」から30句拾ってみた
昨日11日に届いた『川柳マガジン年鑑 2021』にさっそく目を通してみた。下記は、「´20年度 川柳作家会心の一句」から、抄出30句。(あとから付け加えるかもしれません。)
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消毒をしても善人にはなれず 安藤 敏彦
蠟燭を一...【続きを読む】
⦅216⦆日野愿さんの(あきこの句の)鑑賞文
堺市の堺番傘川柳会、そこの柳誌「ちぬ」に月例句会の前月課題(2句出し)の佳句に対する鑑賞文が掲載されている。その欄を長く日野愿さんが担当しておられた。そこにずっとほぼさいご(止め)に掲載されていたのが、あきこの句。愿さんの鑑賞文は的を射ていて、拙著『たむらあきこ千句』に許可を得て転載させていただい...【続きを読む】
⦅217⦆「読者の文芸」川柳欄(8月3日(火)付、たむらあきこ選)
しんぶん赤旗、「読者の文芸」川柳欄(8月3日(火)付)
ミンミンと民意を聴けと蝉が鳴く 大阪府 砂本 邦彦
〈評〉ミンミンゼミが民意を訴える「民民蝉」だったとは。コロナ禍での五輪を危惧する声も雑音としか聞こえていなかったか。
汁の無いラーメンみたい無観客 横浜市 小泉 雅男
中止せぬワケを世界...【続きを読む】
⦅218⦆柳人紹介 (26) 日野 愿さんの20句
野(や)を行けば野に背かれている独り
いまにして思うよき妻だったなあ
よき妻で貧乏所帯零さない
よき夫そいつは忸怩たる想い
世事に疎い二人ままごとだったなあ
逝く秋の真っ只中に独り居る
俎で往生際の悪い僕
日が暮れる明日は山が動くだろ
コンビニの無味素っ気無さそれがよい
突然にやってくるのが十二月
...【続きを読む】
⦅219⦆去りゆく人へ
6月30日に逝かれた日野愿(ひの・すなお)さん(愿さんは、ご自分に先生と敬称を付けないようにおっしゃったのね)の句をアップしようと句集『自家撞着』を探しているのだが。なにしろ書籍他を乱雑に積み上げているので、分からないのね。
川柳界は高齢のかたが多いので、句会でご一緒したかたを最近お見かけしない...【続きを読む】
⦅220⦆耐久生涯大学川柳専科(レクチャー)
コロナ禍で、4月の開講以来のレクチャー。5月8日のレクチャーに用いる予定だった資料を、日付だけ変えて使うことにした。
(なりゆきで)まず宿題の互選から。お題は「コロナ」「模様」「花」「空」「白」。講師宅に送ってきていただいた作品をワードで清記、コピーをお渡しして選んでいただいた。下記は、講師選。...【続きを読む】
⦅221⦆詩3篇(小堀 邦夫)
じゃわじゃわじゃわ、しゃわしゃわしゃわ、蝉時雨の朝。
青空から打ち水のように雨が送られてきた。
葉月(はづき)は秋なのだ。
あなたは小宇宙、私も小宇宙。
この宇宙が消滅すると、その破片が誰かの小宇宙で浮遊する。
空しいと考えますか、いとおしいと思いますか。
こんな日もあるよと通り雨が降る。
日向(ひ...【続きを読む】
⦅222⦆選をすることの厳しさ
選者にもちろん選句力の違いがある。具体的な選句力の基準を書いた本が見当たらないので、そのことについて述べるのはかなりむずかしいのだが。
一般に、川柳を学ぶ側から言っても、選句力がついてくれば作句力もついてくるといえる。入選率が高ければある程度の選句力はあるとみていい。選者を頼まれるということは、...【続きを読む】
⦅223⦆第3回 橿原市民川柳大会 誌上大会の選に着手
宿題は下記の通り、7月31日〆切だったのね。本日集句(各題2句)着。さっそく全力を傾けて選にとりかかります。発表誌がでてからブログに選結果を転載、お楽しみに。
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「パン」 植野美津江 選
「きれい」 笹川 嘉一 ...【続きを読む】
⦅224⦆兼好法師に川柳の上手くなる方法を訊いてみた
徒然草 第百五十段
原文
能(のう)をつかんとする人、「よくせざらんほどは、なまじひに人に知(し)られじ。うちうちよく習ひ得(え)て、さし出(い)でたらんこそ、いと心にくからめ」と常に言ふめれど、かく言ふ人、一芸も習(なら)ひ得(う)ることなし。
未(いま)だ堅固(けんご)かたほなる...【続きを読む】
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