(^◇^) 名草川柳会(第9回勉強会)
2024/2/20(火)
⑴ 中尾藻介の川柳 (『一會一句』より)
友だちが秋の灯しを点けにくる
朝が来るあんなに死にたかったのに
戒名に入れてほしい字書いておく
友だちと思ってくれる年賀状
同じ鍵持ってこの世は狂うとこ
雑兵は風を掴んで死にました
案山子でも主役になれるではないか
こっちから仲間はずれにしてもらう
人間も愛せないのに犬を飼う
妻が居てくれると何度でも思う
⑵【鑑賞】上記10句を考える。
【講師作品】 (『たむらあきこ千句』より。日野愿氏評)
どの穴も恥じてのっぺらぼうになる
醜悪な世だ。眼、鼻、口、耳はそれぞれその醜いものを、見たり、嗅いだり、語ったり、聴いたりしただけで恥じ入っている。みんな塞いで(のっぺらぼうになって)こんな世に処していきたいと作者は思っているようだ。人類だけが持つ凶悪さを諦めに近い眼で視ている作者。題をテーマ、モチーフとして捉えてしかも題意はきっちり消化された文芸川柳である。
陽だまりのあまさ回顧へひき返す
単なる日向ぼこの句ではない。いつも未来を考え凛と生きていてもそこはあの甘ったるい「陽だまり」にすっぽり包まれると、ふと楽しかった過去などを振りかえってみたりもする自分に苦笑いをしている作者。
飢えすこしあって詩嚢をふくらます
「飢え」ていないと詩的な考えは浮かばないとこの句はいう。「すこし」がこの句を深いものにしている。満たされない想いが詩人をして詩作に駆りたてるものらしい。
【実作&添削】互評&添削。(宿題:「 」 つぎの勉強会のはじめに各自1句白板に書いておいてください。)
➀
②
③
④
⑤
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