(@0@) 耐久生涯大学 川柳専科
2026 年7月11日(土)13:00~15:00
❶【鑑賞】川柳マガジン6月号(2026)から5句。
忘却の川に流している痛み 前田一天
痛い目に遭ってわたしが見えてくる 常國喜好
痛点は私が生きている証拠 位田仁美
ひらがなで痛いところを突いてくる 山田恭正
出ておいで言葉よことばかくれんぼ 澄田康則
❷【最近の講師作品】
輪廻転生水脈のなかにいる
差し向かいなのにことばが伝わらぬ
曼陀羅のなかへ走っていった舟
浮雲かわたしか転生の途中
吐息ひとつ揺れるわたしの中の水
❸ 作句&添削
➀
②
③
※白板に各自2句ずつ書いておいて下さい。(互選・添削用)
【🍊】
川柳の禁じ手
‘禁じ手’は、川柳作家にとって暗黙の了解のようなもの。まず、①句が説明に流れてしまうこと。情景や感情を説明すると読者の想像の余白が失われる。②オチを作ろうと下五に無理なひねりを入れること。技巧が前面にでると句が作り物のにおいを帯びてしまう。③流行語や固有名詞を安易に使うこと。それらは句の寿命を縮め、深度を損なう。④誰かを揶揄するような表現。句の品格を損なう。⑤感情をそのまま言い切ること。怒り・悲しみ・喜びを直接書けば句はただの感想文になる。句は余白によって立ち上がる。言わないことで伝える。(たむらあきこ)
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