ヒロシマ吟行15句
広島が消された 閃光の瞬時
ぶつかりあう熱風 闇にとぶ火の粉
押し潰されゆく焼かれゆくわたくし
地下にまだうめき声ある 70年
路面電車の響きを聴いているドーム
陽の動き あの日の影に近くなる
肉塊の浮かびながれる元安川
まなうらの海に屍体が流れつく
蝉しぐれ いまもあの日へ哭いている
あの日の蝉 いっせいに声絶えた闇
あの日のままのドームがゆれている水面
噴水がある ミズをほしがる霊たちへ
ここは墓場で日ごと夜ごとに歩いている
みどりなす川べり 量りきれぬ罪
身のうちに膨れはじめた声がある
Loading...















































勢藤-潤_アーカイブ_ISBN978-4-8237-1445-0.webp)




押し潰されゆく焼かれゆくわたくし
路面電車の響きを聴いているドーム
蝉しぐれ いまもあの日へ哭いている
噴水がある ミズをほしがる霊たちへ
ここは墓場で日ごと夜ごとに歩いている
身のうちに膨れはじめた声がある
押し潰されたわたくしに声もない
これらの句すべて心を打つ胸を刺す句でした。
今まであきこさんの句は万葉の句のように難しいと思っていましたが、ヒロシマを感じたこ れらの句は私にもよく分かります。
吟行というものはその地を踏んで詠むのでより一層心と体に沁みてくるものなのですね。
また次回のヒロシマ吟行お待ちしております。
坂本加代さま
未推敲なので、これから手を入れていきます。
これは、たくさん詠んでいるうちの一部。
固有名詞がしっかりしてくると、もっとチカラのある句になってくるでしょう。
資料にももっと目を通さないと、事実を書けない。
あと数回はヒロシマ吟行を続けるつもりです。
室内で撮った写真は、逆光で暗く、アップできませんでした(ゴメンネ)。 マタ(^^)/イクカラ~