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「川柳にはお金がかかる」と言うと、そんなことはない、と反論されるかもしれない。

確かに、ほかの文芸や趣味に比べれば、川柳句会の参加費は安い。道具もいらないし、新聞への投句や公募で賞金や賞品を得ることだってある。

ところが、場数を踏むにつれて、だんだんお金がかかるようになる。会員から同人になれば会費が増え、あちこちの句会や大会に参加すれば旅費がかさむ。さらには本を出したいなどと欲を出せば、出費はますます膨らんでいく。

座の文芸である以上、本気になれば会費や旅費が増えるのは致し方ない。句会や大会に出るかどうかは、財布と相談すればいい。

ただ、その中でどうにも解せないのが、投句料の送金方法である。

通信大会のいくつかでは、定額小為替による送金に限定している。ところが、2022年の手数料改定で、額面1,000円当たり100円だった発行手数料が200円に値上がりした。投句料を払うだけなのに、余計な費用がかかるのである。

銀行振込なら、手数料無料の口座もある。ことら送金を利用できる場合もある。送金手段を工夫すれば、こうした負担をなくせるはずだ。

しかも、定額小為替を購入するには、原則として平日の日中に郵便局の窓口へ行かなければならない。勤め人には、それ自体が負担になる。銀行振込なら、自宅のパソコンやスマホから手軽に済ませられるのに。

なぜ、わざわざ手間と費用のかかる方法を指定するのだろう。まさか郵便局から何か見返りでもあるのか、と勘ぐりたくもなる。今の時代にそぐわない。

通信による川柳大会の主催者には、ぜひ一考をお願いしたい。それでなくとも物価高である。投句する側の負担を少しでも減らすことも、川柳を楽しむ仲間を増やすための大切な工夫ではないだろうか。

 

銭数え句会安酒冷奴               木立時雨

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