手のなかに師・前田咲二【18】‥《竜宮に何か忘れてきたようだ》(前田 咲二)
『前田咲二遺句集 平成12年』【18】
脇道にそれた男が光り出す
パントマイムのおしゃべりに酔うている
かあさんの無駄に大きな愛がある
次の世もめぐり会いたい友ばかり
ぼくもよくぼったくられた若かった
禁煙ビラの下でたばこを吸うている
舌の上で転がしている捨て台詞
ビールの味忘れたトラのユニホーム
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手のなかに師・前田咲二【17】‥《ひょっとこの仮面はいつも泣いている》(前田 咲二)
『前田咲二遺句集 平成12年』【17】
手ぶらでは行けぬ招きへまだ迷う
コップ伏せ言うておきたいことがある
百円ショップで中途半端を買ってくる
社長のようなバイトのような仕事です
いざというときには太くなる絆
外野の声を拾い集めているマイク
揺れているのに親も教師も気付かない
ひまわり整列 号令かけ...【続きを読む】
書の味わい(赤池加久氏と畏友小堀邦夫氏、両氏の書)
書は一期一会、誕生のその瞬間にいまを生きるいのちを表現するものと考える。二度塗りや、切り張りなどの修正はきかない。古典を研鑽し、積みあげることで技をみがかなければならない。自身の書を確立するには古典から学ぶことが必須。修練を積み重ねるうち徐々に自分らしさを見出し、個性や資質を反映した書風ができてい...【続きを読む】
羽咋(はくい)・折口信夫(おりくち・しのぶ)父子の墓吟行30句(2018/11/6)‥《気多大社(けた たいしゃ)への径で笑っていたマユミ》(推敲中)
羽咋・折口信夫父子の墓吟行30句(2018/11/6)
入らずの森に答 わたしはここにいる
家持信夫の影をかさねて寂しくなる
神域のしじまへ秋を踏んでいる
踏みしめる朽ち葉の先の信夫歌碑
信夫歌碑あたりきのうの声幽(かす)か
わたくしの歩を晩秋が包みこむ
気多大社への径で笑っていたマユミ
マユ...【続きを読む】
つづき(6日) 念願の羽咋(はくい)・折口信夫父子の墓吟行‥もつとも苦しき/たゝかひに/最もくるしみ/死にたる/むかしの陸軍中尉/折口 春洋/ならびにその/父 信夫の墓(墓碑銘)
先ほど、やっとセンマガ「川柳クリニック」№4ファイルをメールに添付で出版社に送ったところ。(完全主義なので、〆切ギリギリまで推敲するのは川柳と同じ)
ということで、しばらく休憩。吟行の疲れはまだ残っていますが、ブログを書いたあと吟行句もアップの予定。もうしばらくお待ちください。(__)
‥‥‥‥...【続きを読む】
(6日) 念願の羽咋(はくい)・折口信夫父子の墓吟行‥もつとも苦しき/たゝかひに/最もくるしみ/死にたる/むかしの陸軍中尉/折口 春洋/ならびにその/父 信夫の墓(墓碑銘)
6日。素泊まりのホテルを7時半ごろに出る(JR和倉温泉駅まで送ってくれるのね)。素泊まりでも和倉温泉、しっかり朝も温泉に浸かって、朝食を1Fフロア横のラウンジでとろうとしたのだが、見本を見てやめたのね。(ふだんソレナリに美味しく食べているからかも?) さすがにかけ流しの温泉の泉質はよかったのだが。...【続きを読む】
(4-5日) みなさま、ありがとうございました。(__) ねんりんピック富山2018 川柳交流大会‥《ジュラ紀からぼくへ続いている時間》(たむらあきこ)[特別賞(富山県川柳協会長賞)]
すこしお待ちください。疲労がまだとれないのね。もうすこししたら元気になると思います。(__)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (4日) 南海和歌山市駅5時59分発特急サザンに乗り遅れ、6時9分発区間急行なんば行で新今宮まで。みどりの窓口で〈ジパング俱楽部〉を使って 大阪市内-金沢間を購...【続きを読む】
本日、早朝から高岡市(富山)へ。ねんりんピック富山2018 川柳交流大会に参加‥みなさま、高岡でお会いしましょう
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手のなかに師・前田咲二【16】‥《右の手に憧れている左の手》(前田 咲二)
4日から大会(ねんりんピック富山2018 川柳交流大会)と吟行を兼ねて富山県(⇁石川県)にまいります。6日夜帰ってまいりますが、先師の句の抄出が遅れないよう、今日明日と続けてアップさせていただくことに。
本日夕方からのドトールでは、一時間半かけて50句詠んでまいりました。富山の大会での、「雨晴海...【続きを読む】
川柳クリニック Vol.19 No.02(川柳マガジン10月号から転載 川柳クリニックDr. : たむらあきこ)
原傲慢な物言いなのか黙られる 佃 周石
「黙られる」に一考の要。「沈黙が返る」くらいに。
添傲慢とされたか沈黙が返る
原若き日の野心漲る活火山 市村 禎雲
「若き日の」を削る。句姿を整えていくことは、盆栽の手入れに似ているかもしれない。「漲(みなぎ)る」がよい。
添野心のようなマグマ漲る...【続きを読む】
11月の予定(川柳関係)
(2018)11月の予定
11月 4日(日) ねんりんピック富山2018 川柳交流大会 金沢市(石川)泊
11月 5日(月) 未定 和倉温泉(石川)泊
11月 6日(火) 羽咋市(気多大社・折口信夫父子の墓)吟行
11月14日(水) 川柳グループ草原11月句会 京都泊
11月15日(木) 仙洞...【続きを読む】
手のなかに師・前田咲二【15】‥《泡は吐き終った潮が満ちてくる》(前田 咲二)
いつまで元気でいられるか分からないので、まずは先師の遺句集をはやく出すための抄出に時間を取っております。一日に二度のアップになるかもしれませんが。千数百句をまず拾いだして、そこから絞ってまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。時間がないことは予定の『たむらあきこ吟行千句』についてもお...【続きを読む】
手のなかに師・前田咲二【14】‥《パレットに今日の疼きを溶いている》(前田 咲二)
『前田咲二遺句集 平成12年』【14】
宇多田ヒカルの行進曲が春を呼ぶ
エンデバーにわたしの皺も写される
大根汁 雪に無口がよく似合う
女三人寄れば男を切り刻む
ライバルからの花輪は正面に飾る
花手桶 妻の知らない墓がある
波被りの難所を越えた櫓をゆるめ
受付にパントマイムを座らせる
たばことはこん...【続きを読む】
別府吟行36句(2018/10/19-21)‥《たてつづけの地獄を噴いている裂け目》(推敲中)
別府吟行36句(2018/10/19-21)
温泉たまごもわたしにもある小舞台
海を閉じ込めるざぼんもわたくしも
解(ほど)ききれぬ地獄つづいている地鳴り
轟々(ごうごう)と地獄きのうが噴いている
滑らせた足があの世を近くする
たてつづけの地獄を噴いている裂け目
血の池地獄を噴く赤 きのうから戻る
...【続きを読む】
手のなかに師・前田咲二【13】‥《幽玄につながる莫山の一だ》(前田 咲二)
『前田咲二遺句集 平成12年』【13】
成人の集い美白もガングロも
ちゃっかりしてる年玉の予定表
七草の一つが思い浮かばない
その軍歌きくと涙が出るのです
銀行が銀行を食う美味そうに
マイナスの思考へペンが錆びてくる
平山郁夫のラクダを夕日 串刺しに
予定は未定 飲むお誘いがあれば行く
雪の舞台の下...【続きを読む】
手のなかに師・前田咲二⓬‥《人間を測る数字が多すぎる》(前田 咲二)
『前田咲二遺句集 平成11年』⓬
逃げ道をすこし残して追いつめる
調停の椅子できしんでいる絆
燗をしているのに冷やがいいと言う
わたくしの個性をていねいに削る
予想屋の予想の逆に賭けてみる
居つづける貧乏神と手をつなぐ
タネ一つ明かして喝采をもらう
やりたいことまだ半分という受章
南座のまねきてっぺ...【続きを読む】
靖国神社・千鳥ヶ淵戦没者墓苑吟行37句(2018/9/24-25)‥《人間魚雷「回天」のやみ》 (推敲中)
靖国神社・千鳥ヶ淵戦没者墓苑吟行37句(2018/9/24-25)
靖国神社
答えまだ無い空をつく大鳥居
益次郎像へもうすこしを運ぶ
戦歿馬・軍犬・鳩が濡れている
ジャーマン・シェパードは兵たちの仲間
母の像をしたたり落ちているきのう
神池庭園(しんちていえん)みたま彷徨う
雨後をささやくみ...【続きを読む】
(21日) 第33回国民文化祭・おおいた2018 「湯けむりたなびく温泉地別府 川柳の祭典」‥《一本のペンからにんげんが香る》(文部科学大臣賞)
いつも たむらあきこ川柳ブログをご訪問くださるみなさまに、今回の大会結果をお礼を込めてご報告。多忙のため、一昨年来、多数のお手紙へのお返事ができていないことを、ずっと心苦しく思っております(すべて、目を通させていただいたあと大切に保管させていただいております)。どうか、お許しください。(できればい...【続きを読む】
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