前田咲二師と東洲斎写楽
新葉館出版の松岡氏も困っておられることだろう。いちど〈決定〉とした原稿のファイルに手を入れ続けているのだから。どうしても迷いが出てしまうのは、まず全部で400句足らずの先生の句の選び方。最終的に原案に戻してダブっている句だけを削除していただき、その穴をほかの句で埋めるだけのことに。
じつは、先生...【続きを読む】
(2019)川柳クリニック Vol.19 No.11 (川柳マガジン7月号から転載 川柳クリニックDr.たむらあきこ) 予備句(掲載なし)も書き加えております
原=原句、添=添削句
原 生きるとは打てば響くという気持ち 奥田 悦生
「打てば響く」とは即座に反応すること。従って「という気持ち」と続けることにやや無理がある。(写真:巨大ダイヤモンドの原石、原句は原石)
添 打てば響くきみにもらっている元気
原 令和の世生き通せないよき世たれ 城戸 幸二
...【続きを読む】
(2019)8月の予定(川柳関係)
(2019)8月の予定
8月 4日(日)阪南8月句会
8月18日(日)川柳塔わかやま吟社8月句会
8月21日(水)堺番傘8月句会
8月25日(日)京都番傘川柳会創立90年記念川柳大会
8月30日(金)関西空港…✈…成田空港↝銚子駅(銚子吟行)↝新松戸駅 新松戸泊
8月31日(土)江畑哲男著「熱血教...【続きを読む】
もう少し、あとちょっと
何が?、と当然思いますよね。じつは『前田咲二の川柳と独白』、やっと資料に全部目を通したのね。えっ、まだそんなことやってたの?と思いますよね、当然。新葉館出版さんから送っていただいた、あとからの資料のことなのね。(あきこは、完全主義的なところがあるのね) 本一冊を完全なかたちで出版しようと思ったら、...【続きを読む】
フジコ・ヘミングのピアノ
フジコ・ヘミング、本名ゲオルギー=ヘミング・イングリッド・フジコ(Georgii-Hemming Ingrid Fuzjko[1]、は、日本とヨーロッパ・アメリカで活躍するピアニストである。年齢は非公表。
父親がロシア系スウェーデン人(画家・建築家のヨスタ・ゲオルギー・ヘミング(Gösta Geo...【続きを読む】
いま、わたしはここで、生きている
人生の目的は何かと問われたら、幸福を得ること、というのが答えだろう。これには賛同してくださる方も多いと思う。では、幸福な人生とはどんな人生か。自分を生きている、自分の人生を生きているという実感があることが、幸福な豊かな人生なのである。いまこの瞬間が満ちているという感じが、一日、一週間、ひと月のうち...【続きを読む】
定金冬二の川柳15句❷(「まぼろしの句集たち 定金冬二(さだかね・ふゆじ)句集『無双』」より)
ー私小説(昭和20年~29年)ー
わが頭わが手で愛すほかになし
生きて行く技巧まずしく歯を磨く
春雷や 人あざむいた覚えなし
こんな美しい貧乏をさげすむか
言い訳の呼び鈴おせば灯がともる
家を売る日のひとときを父の墓
慰めて下さる人もふしあわせ
金借りに行く靴なれど磨く妻
ぎりぎりの憎しみ石を投げて...【続きを読む】
(2019)天守閣7月句会(半蔵門会長「偲ぶ会」)‥《ひねもすの寡黙もひとり居の掟》
故・久保田元紀氏のお誘いで初めて天守閣句会におじゃましてから早十年を超える。この句会で時実新子氏の訃報に接したのもつい昨日のことのようである。元紀氏の兄である久保田半蔵門氏、6月3日ご逝去。
梅田の駅前第2ビル6F大阪市立総合生涯学習センター第2研修室着は13時前だったか。和代、慶一、信也、とう...【続きを読む】
圧倒的なコトバのちから(定金冬二句集『無双』を読む)‥《こんな美しい貧乏をさげすむか》(定金 冬二)
昨日柳友井丸昌紀氏に送っていただいた(ありがとう!)「まぼろしの句集たち 定金冬二(さだかね・ふゆじ)句集『無双』」(コピー)を昨夕からドトールにて読みかけております。(読むのも早いのね) ブログにはこれからかなりの数を抄出、アップしてまいりますので、必要な方はどうぞコピーなさってください。
先...【続きを読む】
定金冬二の川柳15句‥《割り箸を割ると枯野が見えてくる》(定金 冬二)
定金冬二(さだかね・ふゆじ)は大正3年(1914年)津山市生まれ。昭和6年「漫画川柳」との出会いから川柳に興味をもち、昭和23年津山番傘川柳会を創立。昭和31年 川柳みまさか吟社を創立。津山市に句碑あり。出版されている作品集は『無双』、『一老人』。平成11年(1999年)没。
‥‥‥‥‥‥……‥‥...【続きを読む】
(2019)堺番傘7月句会‥《わたしという弱さが蛇行してしまう》
南海和歌山市駅10時発特急サザンで天下茶屋まで。高野線に乗り換えて堺東駅まで。改札を出てすぐの喫茶店へ。そこにおられた柳友としばらく談笑。12時半頃、徒歩5分の東洋ビルディング4F7号室まで。くんじろう、恵美子、晃朗、侑子、かこ、灯子、桂子、加代、秀夫、たかこ、慶一、ふさゑ、いずみ、勝彦、握夢、喜...【続きを読む】
定金冬二の川柳
前田先生の句を拾っていくうちに見つけた定金冬二の作品。呆然とするくらいうまいのね。それがどこにあったのか、紛れ込んでしまって探してもないのね(汗)。(あきらめて)本日21日(日)の句会(堺番傘7月句会)に行く準備。川柳界に名を残している方々の名句をこれからときどきアップして、川柳界内外の方々の目に...【続きを読む】
つづきのつづきのつづき(最終)‥【評論】川柳は文芸たり得るかー自己表現としての現代川柳ー(野沢 省悟)(柳誌「大阪川柳」(平成9年11月発行 第42号)より)
再びふり返って「川柳は文芸たり得るか」と考えてみると、川柳に限らず、小説・詩・短歌・俳句等のジャンルだからと言って、例えば小説を書いているから私は文芸を書いている、俳句を創っているから、私の俳句は文芸だーーとは誰も思わないのではないか。要は、それら多数の作品の一部のすぐれた作品のものを、我々は文芸...【続きを読む】
つづきのつづき‥【評論】川柳は文芸たり得るかー自己表現としての現代川柳ー(野沢 省悟)(柳誌「大阪川柳」(平成9年11月発行 第42号)より)
以上簡単に各時代のポイントを上げてみたが、これだけ見ても川柳の表現が変化しているのがわかると思う。
第三、第四、第五は、それぞれ関連がある。第三の問題は、前記の作品を読んでもらえれば、川柳がこっけい、オカシミばかりではないことがわかるであろう。現在の川柳界は、おそらく川柳史上最も一般大衆にアピー...【続きを読む】
つづき‥【評論】川柳は文芸たり得るかー自己表現としての現代川柳ー(野沢 省悟)(柳誌「大阪川柳」(平成9年11月発行 第42号)より)
・屍のゐないニュース映画で勇ましい 鶴 彬
・万歳とあげて行った手を大陸において来た ゛
・手と足をもいだ丸太にしてかへし ゛
・胎内の動きを知るころ骨がつき ゛
鶴彬は昭和十三年特高警察に検挙され収監中に病死する。この当時にあってこれだけの反戦詩を書...【続きを読む】
17日のつづきのつづきのつづき‥【評論】川柳は文芸たり得るかー自己表現としての現代川柳ー(野沢 省悟)(柳誌「大阪川柳」(平成9年11月発行 第42号)より)
・一代の五尺に足らず絵巻物 吉川雉子郎
・生きている証拠に飯を食っている ゛
新川柳改革後の川柳である。この作品は、小説家吉川英治の若かりし頃の作品である。古川柳の他人を第三者の眼で見つめる句と違い、己れ自身を己れで見つめている眼がある。新川柳改革は、古川柳の初期の最も文...【続きを読む】
17日のつづきのつづき‥【評論】川柳は文芸たり得るかー自己表現としての現代川柳ー(野沢 省悟)(柳誌「大阪川柳」(平成9年11月発行 第42号)より)
以上、五点上げたが、これらに対してどうすべきか。
第一に対しては、現在歴史的に見て、おそらく今が一番川柳人口の多いときではないかと思われる。理解者を得る土台が今出来かかっていると言えるだろう。現在の川柳界の対処によって、かなり理解者や実作者人口の未来は変わってくるように思われる。
第二は、これ...【続きを読む】
17日のつづき‥【評論】川柳は文芸たり得るかー自己表現としての現代川柳ー(野沢 省悟)(柳誌「大阪川柳」(平成9年11月発行 第42号)より)
川柳がなぜ文芸らしくないのか、その理由として私は次のように考える。
第一に、川柳は数百年の時間を背負った短歌、四百年の伝統のある俳句に比べると、まだ歴史が浅く(ほぼ二百五十年)、理解者層に開きがあり、その数も少なく、実作者も少ない。
第二に、その表現が、例えば俳句と比べて卑近で通俗的であること...【続きを読む】
Loading...





































