つづき‥睦月賞、応募総数3162句から、たむらあきこ選43句
佳作
死ぬという終止符のあるありがたさ 宮井いずみ
クマノミとイソギンチャクが凭れ合う 山東日出男
兎も角も有り難いとは言うてます 外澤とくろう
自販機に感謝されると照れくさい 西山 竹里
とりあえず平和が続くありがたさ 大石 洋子
そっと出すバラ一輪が照れている 八甲田さゆり
躓いた石...【続きを読む】
睦月賞、応募総数3162句から、たむらあきこ選43句
当然のことだが、どの句を採るかに選者の(総合的な)実力がでる。どこの誰の選がどうということは、なかなか口にできることではないが。名前を知られていない選者がよい選をされることもあり、そういう選者を見つけることも各地の大会に参加する楽しみの一つだった。選がその人のちからを如実に示すことは間違いない。故...【続きを読む】
柳人紹介(17) 井丸 昌紀さんの20句
柳人紹介(17) 井丸 昌紀さんの20句
掴みよい形をしてる不仕合せ
気が付けばいつもの席で同じ酒
親不孝書き出してみる七回忌
ゆるキャラをまといこっそり泣いている
過不足がない人ちょっと肩がこる
優しさと錯覚された気の弱さ
空想から覚めないうちに逝くつもり
うるさいと注意しているでかい声
いつ見て...【続きを読む】
「恋文」(如月賞のお題)
「恋文」(こいぶみ)はいまはあまり使われることばではないが、愛を告白する手紙。現代ではラブレターが一般的だろう。愛を面と向かって告げられないとき、文章を綴って手紙にする。恋愛をテーマにした少し前の時代の文学で「恋文」が出てくることはよくある。古くは懸想文(けそうぶみ)といい、恋心を歌に詠んで紙にし...【続きを読む】
昨日から川柳マガジン「如月賞」の選。小分けして、少しずつがんばっております
新型コロナウイルス感染の拡大で、友だちとも電話で話すしかない昨今。19時からの買い物のほかはほとんど自宅にいるので、睦月賞に続く今回の如月賞の選も集中できているのね。(結局状況次第で、切羽詰まるとドトールなどでなくてもできるみたい、笑) 新型コロナのことがあるにもかかわらず、如月賞への応募は前回よ...【続きを読む】
あなたならどう読む?❼‥「難解句鑑賞 №007」(川柳マガジン3月号から転載 執筆:たむらあきこ)
あなたならどう読む?❼‥「難解句鑑賞 №007」
てのひらに水が溢れてくる無明 森田 栄一
「無明(むみょう)」とは仏教用語で、無知のこと。真理に暗いこと、また智慧(ちえ)の光に照らされていない状態。仏教の教えのさまざまな文脈で取り上げられることば。たとえば〈闇〉について。多くの人は〈闇〉は存在...【続きを読む】
(2020)4月の予定(川柳関係)
新型コロナウイルスのことがあり、予定はまだありません。先月に続き、しばらく様子を見ることに。
今月予定していた山頭火吟行も断念。上のことが落ち着くまで、しばらく引き続き外出を控えます。どうかみなさまもくれぐれもお気をつけて。(写真:昨日の淡墨桜(ライブカメラ))
...【続きを読む】
男の生きづらさ、女の生きづらさ
なんと自殺者の約7割が男だという。生きづらさを考えるとき、もろいのはやはり男なのだろうか。日本社会には男の弱音を許さない風潮があるような気がする。そういうプレッシャーもキツいだろうと。(社会的に)きちんとした職についていなければ結婚もむずかしいだろうし、結婚したとしても家族を養う責任はずっとついて...【続きを読む】
『たむらあきこ吟行千句』、全56章を推敲中
※新型コロナウイルスに関すること、ほかいろいろと暗いニュースも耳に入ってまいります。そんな中でもいまなすべきことをしていくほかないと思うのね。前を向いて生きるしかないのですから。
❶賢島吟行20句(2019/12/5~6)
❷長岡天神吟行13句(2019/11/5)
❸護摩壇山吟行30句(2019/...【続きを読む】
しんぶん赤旗、「読者の文芸」川柳欄(3月24日(火)付、たむらあきこ選)
しんぶん赤旗、「読者の文芸」川柳欄(3月24日(火)付)
ささやかな兵糧背負い妻帰宅 さいたま市 出町 正俊
〈評〉新型コロナウイルスへの恐怖が世界を覆っている。不要不急の外出を控えての少々のまとめ買いだろう。「兵糧」で状況を戦時にたとえている。
ウグイスの初鳴きに耳ほっとする 京都府 藤田 ...【続きを読む】
『たむらあきこ吟行千句』、二回目の推敲で1,096句までしぼる
かなりの急ピッチで推敲を進めております。ほんとうのところ連日の推敲で目がちょっとおかしくなっているのね。でも、大丈夫。熱いタオルをしぼって目に当てると、たちまちもとの元気な目になるのです。(水分補給なのね)
このまま、あと十回ほど日を空けて推敲していったら、今回は一年以内に出版にこぎつけるかもし...【続きを読む】
少々、残念なこと
選者がみなしっかりとした選をしているとは限らない。選者によっては明らかに問題のある句を採ってしまっている。私のそんな句が入選句として柳誌に残ると、非常に残念な気持ちになる。その句を誰が見ているか分からない。『これが“たむらあきこ”の句か』と思われるのが情けないのである。数少ないすぐれた選者がありが...【続きを読む】
パソコン(誤消去)のことでご心配をおかけしました。(__)
『たむらあきこ吟行千句』の推敲が捗っています。あれから夜昼なく取り組んで、目が疲れれば横になり、また起きて、一日十時間以上も推敲にかけているでしょうか。ひと月以上自宅にこもっていることで、まとまった時間がとれたのです。
新型コロナウイルスに関するニュースにはくまなく目を通しております。これからの...【続きを読む】
柳人紹介(16) 浪越 靖政さんの20句
柳人紹介(16) 浪越 靖政さんの20句
旧姓で呼ぶと振り向くキタキツネ
妄想が前頭葉を占拠する
半券がよけいなことをしゃべりだす
生き方は弱酸性でちょうどよい
戻り雪わかれことばを置きにくる
不完全燃焼おとこも隕石も
老人の海に着陸強いられる
こんにゃくに生まれ笑いが止まらない
さよならが三半規管...【続きを読む】
夢の途切れ目
夢には逆説的な意味があり、例えば自分が死ぬ夢では実際に死ぬことはなく、むしろ自分が大きく変わる、よい意味の可能性があるとか。悪夢は一般によい夢であり、ネガティブな夢を見るということは、課題をもち解消しようとしていることを意味するらしい。ただし夢は多義的であり一義的な解釈をすべきでないとも。夢は、自...【続きを読む】
柳人紹介(15) 植竹 団扇さんの20句
柳人紹介(15) 植竹 団扇さんの20句
葵とも菊とも縁のない家系
遅れても近道しない路線バス
仮設住宅住めば都というなかれ
壁ドンをしても動かぬ北の壁
観客も決まりの悪い昼の寄席
菌づけで呼ばれても僕死ぬものか
てんでんこしたまま帰る街が無い
トイレットペーパーに訊く氏素姓
長屋の壁に個人情報嗤わ...【続きを読む】
泣いても泣ききれない(パソコンのデータをまたまた誤って消してしまった)
昨日、小休憩のあと、また『たむらあきこ吟行千句』の推敲の続きをしようとパソコンを立ちあげて気付いたのね。一週間分の推敲結果(一回目を終えていたのね)は、もうどこにもありませんでした。パソコンに詳しい友だちに電話で泣きついてどうにかならないかと聞いてみたのですが。どうにもなりませんでした。(業者に頼...【続きを読む】
柳人紹介(14) 梶原 サナヱさんの11句
柳人紹介(14) 梶原 サナヱさんの11句
逃げきれぬものを痛みとして囲う
八月の雨きりきりと胸に降る
栗おこわ 命の果ては思わざる
人間をたっぷりと見た目の濁り
夢という夢に歯型がついている
現実と夢の狭間で飯を食う
滾るものあり 憎しみを裏返す
生き下手を自認 借用書が溜まる
考えて考えてまた ...【続きを読む】
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