柳人紹介 (22) 黒川 孤遊さんの11句
柳人紹介 (22) 黒川 孤遊さんの11句
魂をくれぬか一輪の梅よ
半分は空気を抜いて生きている
宿題に○がもらえぬままの秋
頬杖をついて明日を待っている
固くした拳ゆるめて父が泣く
春画捨てきれずに後期高齢者
沈む陽になにも飾りはいるものか
虚像だけ自主回収をしておこう
日々新た鉛筆の芯とがらせる...【続きを読む】
黒川孤遊氏から句集を送っていただく
昨日黒川孤遊氏に送っていただいた川柳句集『あぶく』から、次回、ブログに20~30句抄出させていただこうと思っている。その前に、句集で目にとまった句や文章があるのでそれらを挙げ、思ったことを少しばかり書かせていただく。
氏の略歴はと見ると、1938年熊本市生まれ、元産経新聞記者とある。番傘川柳本社...【続きを読む】
しんぶん赤旗、「読者の文芸」川柳欄(2月1日(月)付、たむらあきこ選)
サプリメント溺れる者がつかむ藁 静岡県 横田 博
〈評〉「溺れる者は藁をも掴む」ということわざがあるように、藁は頼りにならないもののたとえ。効き目に疑問符のつくサプリメントがいろいろ。
人情は雪の底から湧いてくる 秋田県 柴山 芳隆
ウイルスに収束の手を訊いてみる 京都府 藤田 昌子
コロ...【続きを読む】
柳人紹介(21)浜 知子さんの15句
柳人紹介(21)浜 知子さんの15句
かけ違う釦に秋がすり抜ける
わたくしが土に還ると咲くかぼちゃ
コーヒーをたてると咲いてくることば
わがままな花を支えている臺
愛という欠片よ束の間のマッチ
美しい嘘でてんとう虫がとぶ
誤字脱字ころんでばかり秋の坂
追伸の一語嵐になる予感
わたくしの骨まで透かす青...【続きを読む】
川柳の、これから❷
川柳とは、ひと言でいえば五七五で〈にんげん〉のこころを詠み、また人や社会を風刺する口語の詩。十七音は、俳句とともに世界で一番短い詩形。表現は俳句のように堅苦しい文語体ではなく、我われがふつうに話したり書いたりしている口語体が主体。俳句に比べごく自由、前時代的な切れ字や、季語という約束事がないのがよ...【続きを読む】
川柳の、これから❶
川柳は、俳句とおなじ五七五の17音、定型で詠む。この形式は、日本人にとってもっとも安定感のあるリズムといえる。上五(かみご)、中七(なかしち)、下五(しもご)のわずか17音に込める詩、それが川柳なのである。
川柳は、俳諧の修練のひとつだった前句附から発生したもの。江戸時代中期の前句附点者(宗匠)...【続きを読む】
『前田咲二の川柳と独白』がふたたび(実質)1位(売上ランキング)、ありがとうございました
起床後、毎日見ている売上ランキング。本日再び実質1位。来年の『前田咲二 千句』出版に向けての大きな励みになった。元々『前田咲二 千句』を出す予定が、出版社のご要望でまず「先人川柳作家ベストコレクションシリーズ」に入ったのである。川柳の〝東の横綱〟前田先生の川柳を遺すことは私の仕事と考えている。川柳...【続きを読む】
河〇 〇〇君(小3)からお手紙をいただきました (⋈◍>◡<◍)。✧♡
以前ブログで紹介させていただいた和歌山市の河〇 〇〇君。一昨年の和歌山文化協会主催の「文芸まつり」の表彰式で、付き添いで来られていたお父さんからお声をかけていただいたのがご縁なのね。昨年の文芸まつりでは川柳部門の小・中学生の部で2位に入賞。川柳マガジン12月号をプレゼント、そのとき○○君に「ジュニ...【続きを読む】
第19期・第9回目 川柳マガジンクラブ誌上句会 課題「薄味」(たむらあきこ選)の一部選結果と【寸評】(川柳マガジン2月号より転載)
前田咲二先生も、かつて、この「クラブ誌上句会」の選をされたことがあったのね。「川柳マガジン文学賞」の選者をなさった後だと思うので、平成28年のことだったかと。そのときのご様子を思い出しながら「薄味」の選に当たった。また、わたしは第7期の優勝者(クイーン)なので、あれから12年が経ったことが感慨深か...【続きを読む】
「こころに響く句」(川柳マガジン2月号)に拙句を取り上げていただく
たにひらこころ氏の連載「こころに響く句」(川柳マガジン2021年2月号)に拙句を取り上げていただいている。以下、関係の箇所。ありがとうございました。
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川幅をだんだん狭くして生きる たむらあきこ
上流に行くほど川幅は狭...【続きを読む】
第11回 川柳霜月賞結果(懸賞川柳2020 川柳マガジン2月号掲載)
課題は「白」、応募総数5,020句。
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雪ダルマもわたしも白いまま逝けぬ(西美和子選 秀6 森谷正成選 佳12 小島蘭幸選 佳16)
左遷地の白い時間に立っている(古谷龍太郎選 佳1 大嶋都嗣子選 佳13 赤松ますみ選 佳19...【続きを読む】
『たむらあきこの 川柳入門』を書いてみたい
「川柳マガジン」にかつて連載され、注目された新家完司先生の『川柳の理論と実践』を、(問われたら)入門書としてお薦めすることにしている。理論と実践から多角的に捉えた入門書の決定版なのね。豊富な例句が挙げられ、総合的に学ぶことができる。じつは、あきこの句も例句として1句入れていただいているのね。(光...【続きを読む】
『吟行千句』の推敲、短歌で息抜き
前田先生のことで残っている仕事は、①手元にある自筆原稿の時事川柳を前回同様の手順で抄出、『前田咲二 千句』に組み入れること。②短歌で遺されたものをブログにアップ、遺すこと。若い頃投稿されていた毎日新聞から俳句・短歌とも可能な限り入選したものを拾い上げること。なんと、全国版なのに毎週(のように?)特...【続きを読む】
『前田咲二の川柳と独白』へ三人の川柳家のご感想
(原文ママ、お名前は記しません。)
★… この度「前田咲二の川柳と独白」を御恵贈いただき、誠にありがとうございます。とても良い御本を出されました。おめでとうございます。
実は昨年九月に同書を購入し、一読させていただきましたが、この機会に改めて拝読させていただきました。選りに選られた玉句の数々とお言...【続きを読む】
前田咲二先生のこと❷
「(前田会長の) 見舞いに行かんほうがいい。おれなら来ていらん」
上記は、先生が(ご病気で)倒れられた(平成16年12月句会当日)、その次の句会(平成17年1月)で新年のあいさつ(?)として言い放った、現代表井上一筒氏のことば。それをいつもの(受付の)席で聞いていたわたしは、いったい何...【続きを読む】
前田咲二先生のこと❶
『前田咲二の川柳と独白』の新葉館出版さんの売上ランキング、今朝見たときは5位、午後から見ると6位になっていた。(売上ランキング、10位まで載るようになったのはつい最近のこと。)
来年『前田咲二 千句』出版の予定があるので、思い出(の一部)をごく正確に記しておこうと思う。(一部同書の〈あとが...【続きを読む】
しんぶん赤旗、「読者の文芸」川柳欄(1月19日(火)付、たむらあきこ選)
コロナ禍へ身震いのする冬が来る 和歌山県 坂口 隆
〈評〉「身震い」は冬の寒さと、日々感染者数の増えている新型コロナ第3波への懼れ。症状の一つに、ガタガタ震えるような悪寒があるらしい。
陽が沈む喜怒哀楽のないひと日 秋田県 柴山 芳隆
極楽は身近にあった干し布団 神奈川県 小室ひろし
生...【続きを読む】
『前田咲二の川柳と独白』が再登場(新葉館出版、売上ランキング)
「先生、がんばれ~!」とつい声を上げそうになった。昨年10月11日から10月29日まで3位 (実質1位) だったが、そのあとランク落ちしていたのね。今月21日に再登場! (たまたま見つけたのね。) 本日24日まで続けてランクイン。今回はいつまで続くか? 下記は、記念まで。(“東の横綱”の川柳をより...【続きを読む】
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