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砂丘に何を求めていたのか。1日2日と結局二日続けて足を運んだが、求めていたものは見えなかった。

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1日は雨後の砂丘。大会の投句を終えたあと、思い立って、砂丘に行こうとループ麒麟獅子バスに乗り込む。時間がないので、バスの中から、松林?の向こうに見え隠れするわずかな土色を、風景に嵌め込まれた砂丘として凝視しただけだった。濡れているためか、思いがけなく、赤っぽい土のような感じの砂丘だった。

2日は、ホテルを出てすぐ、隣の大丸で買い物。同年輩の店員さんが、「いまの砂丘はわたしらの子どもの頃の砂丘と違う」「防砂林というのか、木を植えたしね」と。いまの砂丘はちょっと、という口振り。その言葉はなんとなく、昨日のバスの窓外の景色の印象と符牒が合った。たしかに、あの林がなければ砂丘の印象は違ってくるだろう。

その店員さんにすすめていただいた「太平楽」で昼食。もう砂丘はいいか、と鳥取城址へ行くことに気持ちが傾く。ところが、「晴れた日の鳥取砂丘はいい」という、隣り合わせた老婦人の言葉に、ふたたび砂丘に心を向ける。

市内を100円循環バス「くる梨」で観光。そのあと鳥取砂丘行き路線バスに乗る。砂丘センターの展望台に上って俯瞰。たしかに、海の青空の青とのコントラストが美しい。観光地化しているので、リフトの先に点々と蟻のような人影。

やはり、この場所で句は作れないと、「鳥取砂丘で数百句」の思い入れは消えた。砂丘の中までリフトで下りてゆくことは、帰りの高速バスの時間の関係もあり、断念。

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