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今年の大会出席は(今日迄で)22回。川柳塔本社句会出席は8回。両方の入選句の中から20句を抄出。藪の中へ分け入っていくような川柳行脚、私の現在地。
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いわし雲聴かぬラジオが鳴っている (川柳塔本社1月句会 古久保和子選「ラジオ」 天)
叶うならあなたにわたくしを植える (川柳塔本社1月句会 三宅保州選「叶う」 天)
蹴躓きながら一日ずつの舞 (せんりゅうくらぶ翔10周年記念集会 宮村典子選「舞う」 地)
遠景をときどき掴む玩具箱 (せんりゅうくらぶ翔10周年記念集会 尾藤一泉選「遠い」 天)
遮断機の向こうへ顎がはいります (石部明追悼川柳大会 徳永政二選「顎」 特選)
合せ鏡に挟んだわたくしの闇だ (川柳公論表彰句会 西潟賢一郎選「黒」 特選)
密談を仕立てているらしいみかん (川柳公論表彰句会 渡辺梢選「橙」秀逸 )
白へ白へと脱がねばわたくしに戻る (川柳公論表彰句会 野中いち子選「白」秀逸)
白ばかり連打のうしろにはつかぬ (川柳公論表彰句会 野中いち子選「白」特選)
わたしの中の祭りもだんだんと古色 (川柳公論表彰句会 尾藤三柳選「古色」佳作の止め)
流行りコトバには実弾を込めやすい (川柳塔本社5月句会 飛永ふりこ選「流行る」 天)
くちびるの棚を溢れてゆくきのう (川柳文学コロキュウム10周年記念川柳大会 辻嬉久子選「」)
残像が輪郭だけになってゆく (鈴鹿市民川柳大会 荒川八州雄選「残る」 秀)
きのうを脱げぬままのわたしが咲いている (「現代川柳」第3回川柳大会 別所花梨選「着る」 秀)
たましいがときどき択ぶけものみち (第14回生駒市民川柳大会 阪本高士選「」)
煮凝りのわたしをとかすきみの熱 (創立30周年記念川柳大会 川柳えんぴつさわらび会 八木孝子選「熱」 佳1)
うっかりと影を無くしてから軽い (第31回夜市川柳大会 山岡冨美子選「軽い」 天)
わたくしの中に妬心という日蔭 (富山県川柳大会 竹内いそこ選「日蔭」 秀)
方法は簡素にかみさまに返す (第二回川柳カード大会 清水かおり選「方法」 準特選)
懺悔の泪したたる真っすぐな時間 (氷見市文化祭川柳大会 伊東志乃選「真っ直ぐ」 秀)



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2013年の大会入選句から‥20句(と選者)”にコメントをどうぞ

  1. りょーみさすけ on 2013年12月4日 at 3:41 PM :

    諭吉を本に挟む行為を普通ヘソクリという。しかし私は思う。諭吉は財布の中より本棚が似合うと。
    窓を開けろ!ヾ(゜ロ゜)☆ブー C=Ξ( ^_^)/~~~バイ

    • あきこ on 2013年12月4日 at 4:19 PM :

      りょーみさすけさま
      ???
      体調でも悪いの?
      おにーさまのところに一度お邪魔したい。ササッ。(本棚の本を片っ端から開いて何かをさがす音)
      折角隠したところを忘れちゃダメですよ~。(^0^)

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