添削から学ぶ川柳上達法
編著者: 三上 博史
文庫判ソフトカバー・584頁
ISBN978-4-8237-1038-4
川柳が上達するためには、ライバルから一歩抜きん出た発想力、表現力、推敲力が必要不可欠である。そんな「もっと川柳がうまくなりたい人」に向けた、作句の即戦力を添削例から実践的に学べる川柳入門。
本書は「川柳とのつきあい方」「川柳の上達に向けて」「雑詠(自由吟)と題詠(課題吟)の実践」の3章構成。慶応3年(1867)から続く日本最古の川柳結社・下野川柳会(栃木)にて新人教室を担当する著者が、平成30年から令和元年までの2年間の連載を大幅に加筆修正し、厳選した21題のテーマの添削実例をもとに、実践的で役に立つ作句のノウハウを、作り手の視点で初心者にも理解できるように易しくアドバイス。
この1冊で、課題から導く発想力、文法やレトリックなど必要なテクニックがしっかり身につけることが出来る。同時に、読者へのフォローの範囲は川柳への悩みや不安などの具体的な解決法といった精神面にも及ぶため、本書を繰り返し読むことで、読者は真の川柳力を身につけることが出来る。
【主な内容】
他人の評価より自分が満足する句を
言葉に対して鈍感にならないために
川柳的な穿(うが)ちの視点を持つには
自動詞と他動詞どちらを選ぶ
下五の動詞の止め方-主観句と客観句-
推敲の苦しみと楽しさ
日記代わりに詠む川柳の功罪
時事川柳を詠む心得