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 下記は3月27日、故・畏友小堀邦夫氏宅訪問時、奥様にいただいた新聞?〈香華抄〉のコピー。まっすぐにたたかって逝かれた畏友を惜しまれる方々数多。心血を注いださいごの著書『はじまりの神道神学、希望への道標』は、奥様によると増刷中とか。


 伊勢神宮禰宜、せんぐう館初代館長などを経て2018年3月に靖国神社宮司に就任したが、天皇陛下(現上皇陛下)のご参拝を巡る発言が波紋を呼び、10月に退任した。國學院大神道学専攻科で同期だった小野目博昭・大崎八幡宮(仙台市青葉区)宮司(73)は「彼は何事にも筋を通すという思いが強かった。死期を悟り、生前に自分のことは全て整理していたのは本当に彼らしい」と振り返る。

 和歌山市加太の出身。高校時代に保田與重郎氏に出会い、生涯影響を受けた。京都府立大文学部で日本文学史を専攻。精神文化への理解をさらに深めようと皇學館大や國學院大に進んだ。「神職は人のために動く」という信念で、多くの人の相談に乗り、厳しいこともはっきり言った。

 「学生時代からいつも本を読んでおり、歌を詠み随筆を数多く書いていた。神職は『御祭神はいかにお考えになるのか』を指針にすべきだという姿勢に私も共感していた。宮司は代表役員ではあるが、経営者というより(御祭神の)秘書だと私は考える。お告げがあるわけではないが、私は大事な決定を行う時には八幡様にお伺いをする。彼が靖国神社に関し天皇陛下のご参拝や御祭神の名簿に問題提起をしたのも、そのような軸があったからだろう」と指摘する。

 伝統を守るためには伝統にあぐらをかくことなく行動しなければならない。「次のご遷宮を案じる思いが深く、病床の身を押して著書を出した。宮城県内の神職には私から献本したが、守るべき遷宮の本質は何かを神職一人一人が考えるように問い掛けている」と語った。(武田智彦)



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