名のある柳人が生涯をかけても何句残せるかというのが川柳。20句が網に掬(すく)えればよしとしなければならない。 たくさんいただく句集も、数ページ読ませていただいてそのままになることが多い。前中後の数ページでまず内容の凡(おおよ)そは分かる。いままで最後まで熟読、または繰り返して読ませていただいた句集はやっと両手の指を折るほど。
句を詠むと同時に、他人の句の「読み」も始めなくてはならない。他人の句の欠点が分からずに自身の句集の選句ができるわけがない。かつて東京から著名な柳人の句集を(良いとして)柳人ではない方に送っていただいたことがあるが、その内容のお粗末さには驚愕した。
表向き口にできないので、どの大家(?)の句集が悪いと書かれることはないが、ほんものの大家、心ある柳人たちにとっては暗黙の了解済みといったところがある。亡くなればあっという間に消えてしまうであろう「大家」の句集。率直に言わせていただくとよい句がなく、かつ自選ができない力量だということ。そんな「大家」が大会で選をすることを許している。
我われも句会大会に行くと同時に、まずは信頼できる柳人のおられる勉強会でともに研鑽、句の「読み」を研いていかなければならない。
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