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悪貨は良貨を駆逐する(あっかはりょうかをくちくする)
 上は、瓦版会長前田咲二(まえだ・さくじ)先生が常日頃言っておられること。悪(人)のはびこる世の中では、善(人)は不遇である(ということ)。川柳もおなじ状況であると。川柳界に長くおられて、その状況は酷(ひど)いと仰る。多くは選者の問題である。「選者が川柳を悪くしている」「選者が川柳をつまらないものにしている」と。
 勿論(もちろん)(影響が大きすぎるので)ここで個人名を挙げることはできない。尾藤先生にしてもおなじように心配しておられることだろう。末端の句会の話ではない。そういう選者が全国的な大会で選をしているから、川柳がおかしなことになってしまっているのである。事情の分からない初心者や地方の柳人が「川柳が分からない」と思うのは当然のこと。
 尾藤先生は体調がかならずしも万全ではないと伺っている。年齢も80歳を超えておられる。(もうギリギリのところに来られたということで)川柳界の明日のために些(いささ)かは川柳マガジンにも書いておこうとされているように思う。

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