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※時間がないので、少々急いでまいります
前田咲二遺句集 平成14年』【32】
祀られる石と踏みつけられる石
カラットの重さで男測られる
かさぶたの下で小さくなった角
太陽の真下 確かに生きている
蛇口から飲む 少年のように飲む
川に問い川に答えて生きている
壷に入ってしまえばみんな美しい
妻が刻んでいるのはわたくしの余命
ペンの借りは必ずペンで返します
八月忌おんなは美しくなった

濡れ衣の泥がなかなか乾かない
美人秘書に叱られている回り椅子
夫婦喧嘩の破片をポリ袋に入れる
猫には猫の掟があって夜の街
連れてやれなかった旅へ亡母を抱き
あほらしい別れなはれと言うてやる
エプロンの妻も座って見る花火
夏痩せの妻に夏やせ笑われる
敗戦のことば使ったことがない
また延びた寿命についてゆけません

信号なんかどうでもよろしこの暑さ
魂よお前も歳をとったなあ
大和魂にいくさのシミがある
素晴らしいギャグだ財布にカネがない
ちょうどよいところに飲み屋 俄雨
膝小僧抱き独りとは男とは
何度訊かれても答は同じです
靖国へ苦しい選択がつづく
しゃれこうべ みんな祖国の方を向く
もうよいと神が言うまで書き綴る

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