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川柳マガジンクラブ和歌山句会5月句会(2026・5・27)

【鑑賞】髙杉力さんの15句

アイラブユー言えずに投げる変化球
あの頃は尖ってました角砂糖
誰にでもやさしいことは罪ですか
故郷の山に抱かれて眠りたい
幸福論山ほど読んでまだひとり

たらればの山で芒が揺れている
酒二合そろそろ毒を吐く時間
独り弾くギター淋しいもののうち
QRコードに閉じ込められた僕
丸い背のディランと街ですれ違い

くねくねと夢追い人の迷い道
逆光に紛れるアカンベの角度
プライドに浄めの塩を掛けられる
羊水の中に潜んでいたピエロ
美学など捨てて知覧を舞う蛍

🍊】連句と連作の違いについて

連句とは、複数人が参加し、句と句をつないでいくことで成立する一つの作品。各句は前の句に「付ける」必要があり、季語・切れなどの厳密なルールがある(俳諧の連句など)。連句の本質とは、共同制作であり、流れ(座の文脈)で意味が生まれる。一句だけ取り出すと不完全なことも多い。「前句との関係」「次句への橋渡し」が重要。

連作とは、一人で作ることが多い(複数でも可)。テーマ・語・季節・モチーフなどを共有しつつ、それぞれの句は独立した作品として成立する。連作の本質とは、個々の句が自立しているが、並べることで「シリーズとしての世界観」が生まれる。俳句・短歌・川柳などでよく行われるが、ルールは自由で、連句ほどの制約はない。

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