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 前田先生は生前、〈誰は先生にとっての何か〉という話の中で、わたしのことを「弟子はあんただけや。ほかにおらんやん」とおっしゃった。では、現代表(当時編集人)はとお聞きすると、「○○は、部下やな」と。そういう関係だったのね。「○○は上にはぜったい逆らわん」とも。先生がお元気なうちは、たしかに揉み手で先生に接しているように見えた。そういう現代表を「何をかんがえているか、わからんぞ」と言っておられた。やはり“東の横綱”の人間観察は鋭く、見透かしておられたのである。先生には《本当の敵は決して逆らわぬ》という句がある。それに類する句もいくつか拝見している。

 ついきのうまで揉み手で先生に接していた現代表が、先生がご病気で倒れられるやいなや手のひらを返し、句会で「見舞いには行かんほうがいい。おれなら来ていらん」と、出席者全員の前で言い放ったのである。手術後少し落ち着いたあたりでお見舞いさせていただいたのだが、病床で現代表のことを激怒されていたのはどういう理由だったか? はっきりと覚えていないのでここでは書けないが、「会長になってやったとでも思っているのか!」という先生のことばだけは鮮明に覚えている。

続きは次回



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