Loading...Loading...

 蛇腹路        たむらあきこ

長月のくぼみに月はかくれたか

愛しすぎたか疎(うと)まれているらしい

文脈を逸れては悔いも伝わらぬ

音へ戸をあける雨ではない瀬音

川幅をだんだん狭くして生きる

過去がまた糸ひくひとりいる時間

あれからの水をかぞえる指を折る

わたくしのなかに残っている指紋

ゆく末をさがしに入る木下闇(こしたやみ)

蛇腹路じゃばらに過去がひっかかる

(蛇腹路 高野山の伽藍入り口から東塔東側付近までのびる小道)



この投稿を読んで「いいね」「参考になった」と思ったらクリックをお願いします。
なお、Facebook、Twitterなどのアカウントをお持ちの方はそちらをクリック頂き、また、「ひざポン」ボタンもクリックください(ひざポンは無記名ボタンですのでお気軽にクリックください)。

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Post Navigation

Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K