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 カーテンを開けて、暮れてきたベランダにときどき目を遣りながら、遠くの雷鳴と雨音を聴いている。やっとカーテンに外の暑さを遮ってもらわなくてもよくなった。

 28年(!)も枯れずにいるゴムの木をはじめ、ベランダの古くからあるいくつかの鉢植えたちが酷暑を乗り切って生きている。ささやかでも、身近にある緑がどれほど心を癒してくれることか。(写真:ゴムの木)

 だが、これ以上は鉢植えもモノも増やせない。不用なモノを処分するか否かについて頭を悩ましている。モノを妄(みだ)りに捨てられない性格が災いして、書籍類や服その他が溜まる一方なのである。マンションの室内は20数年のうちに物置になってしまった。

 処分しきれずに抱えている荷物はそれだけではない。実家も、父の描き遺した南画の類、書籍ほかで物置状態になっている。あと1年半で父の歿後10年。そのあたりを目処に片付けていかなければならない。頭の痛いことである。
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    下記は昨日届いた「和歌山県川柳協会発足20周年記念 全国誌上大会作品集」から。投句者550名。

    私の入選句。

    すぐそこの川の日常的な幅 (森中恵美子選「川」)

    昔話の河童が川をよろこばす (小島蘭幸選「川」)
                    (写真:芥川竜之介画・河童)

    阿波踊のだんだん燃えてくるリズム (梅崎流青選「リズム」) 

    あれからの古道の位置が持ちあがる (三宅保州謝選「古道」)



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