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 長いトンネルをくぐれば、近鉄生駒。車中、作句をしながら来たので、おおよそはできている。まったく、窓外のどんな美景もじっくり眺めたことはない。作句は常に自分の内側への旅である。

 できたばかりの句からときどき離れないと、句が(客観的に)見えなくなってしまう。12時半の開場まで、あと1時間ほどは推敲の時間がとれそうなので、近鉄百貨店に入る。2Fエスカレーター横に休憩用(?)の椅子を見つけ、推敲。番傘調を心がけるため、番傘系の柳誌を持ってきている。ときどき読み流すことで気分をこの大会のモード(?)に持っていく。つい抽象的に詠んでしまうところを、自分を殺して具象を心がける、という具合。

 生駒市芸術会館「美楽来(みらく)」は近鉄生駒駅から北西へ約400m。日傘をひろげて歩いていく。数回来ているので近道をなんとなく覚えていた。途中、谷垣郁郎さんにばったり。しばらくおしゃべりしながら会場へ。

 受付におられた笹倉良一さんにご挨拶。事前投句ができていないことをお詫びする。

 みなさまとご挨拶しながら、会場後ろに設けられた席でさらに推敲。

    〔第13回 生駒市民川柳大会〕 参加者191名。6題(事前投句1題を含む)、2句出し。(写真は笹倉良一さんの披講)

    本日の入選句。

    粛粛と隠され過去帳になった (小寺竜之介選「隠す」)

    くらやみにわたしを牽(ひ)いてゆく気分 (西 美和子選「気分」)

    にんげんの砂漠に人間を咲かす (松田 俊彦選「見事」 秀句)

  今回の大会で印象に残ったのは、ジュニア川柳の応募者3595名、
 ジュニア川柳市長賞の秀句「食べのこし世界のだれかをなかせてる」の中八、
 菱木誠選「繰り返す」で、句の中に「繰り返す」が入ると全部没にしたということ。

  「見事」で生駒番傘川柳会長賞をいただく。ありがとうございました。

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