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           獏のされこうべを満月が洗う     たむらあきこ
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 上記の作品は、3年前、「咲くやこの花賞」の板野美子選「美しい」で、「天」に採っていただいたもの。選者も、「獏(ばく)」という生き方を充分肯定しておられるわけである。
 川柳を詠む「獏」として、後半生を生きている私は、いわゆる孤独死もぼんやりと覚悟している。独り棲(す)むとは、そういうリスクを常に抱え込むことなのだ。
 誰しもそれぞれの生の延長線上に死があるわけで、早いか遅いかの違いだけである。それぞれに死への覚悟があり、それゆえに今生(こんじょう)に出合う桜は美しい。願わくは、静かに痛みのない最期であるように。

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