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 新家完司先生の『平成二十五年』の軽妙洒脱に感じ入りながら、ことし私の出す川柳集の案を練る。
 『平成二十五年』を読んだあとに私の川柳集を読まれたかたが、もし川柳にあまり馴染みのないかたなら驚かれるだろう、これも川柳なのかと。
 題名も、『魂のうた』あるいは『たましいのうた』とするつもり。私の川柳に、軽妙洒脱という味はない。どの句も、「たましい」にもっとも近い部分で詠んでいる。自分の内面を曝け出した「哀(しみ)」の川柳といえるかも知れない。下記は収録を決めた5句。主にモノクロ写真を添える予定。
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  〔たむらあきこ川柳集『魂のうた』(予定)から〕
  白磁の壺はきっと奏でているのです
  たましいの凭(よ)るのは月の暈(かさ)あたり
  わたくしに真水を足してくれる旅
  葉脈のさきでやがてを測りあう
  獏のされこうべを満月が洗う



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川柳集『魂のうた』出版への準備”にコメントをどうぞ

  1. りょーみさすけ on 2013年1月10日 at 9:28 AM :

    “やれなかった やらなかった” 相田みつをさんの『たましいのうた』の一作です。「星は宇宙の旅人 姉さんは風の旅人」だと私は思いました。
    相田みつをさんをもうひとつ。
    “いちずに一本道 いちずに一ッ事 観音さまに助けられ 佛さまに守られて 曲がりなりにも一本道 迷いながらも一ッ道 ”
    「わたくしに真水を足してくれる旅 たむらあきこ」

    • あきこ on 2013年1月10日 at 10:31 AM :

      りょーみさすけさま
      ありがとう、いい詩を書き込んでくださって。
       わたくしに真水を足してくれる旅
      これは、一昨年九州の「葦群」の大会で完司先生に秀句に採っていただいたもの。
      どの句にも、一つずつその場の選者の思い出があります。昨日は草原に行けなくて残念。一句会ずつ大切にしなければ、と思います。(いつまでも生きていられないのだから)

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