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 本日届いた「読者柳壇」、課題「主力」と雑詠の選を近くのドトールでまず四分の一。両方入選と片方入選の三つに分ける。これから(21時17分)さらに四分の一の選を自宅にて。
 明日は、午前中やはり四分の一、午後から四分の一。夕方近くのスーパーで両方入選している句をコピーして、片方に足す。明後日は、二つの入選句の束から二回目の選。丁寧に選をしていけば最後の選評まで一週間はかかる。今回も気迫を込めて選にあたらせていただく。

 昨日 川柳ワゴン弁天町(川柳短句の会)に出席、「川柳人 林ふじを ワールド」とした冊子をいただいた。帰りの電車の中で目を通したが、改めてしっかり読んでみる。1926年生まれ、享年34歳の夭折の柳人。ちなみに ふじをは「川柳界の与謝野晶子」と呼ばれる。冊子にあった110句の中から抄出15句。
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
林 ふじを の15句
恋一匹の牡たる牡の威に服す
乳房へはもう触れて来ぬ子の寝息
男とはこんなものかと躰ごと
夜しんしん女の幸のありどころ
体力のかくも無残なわが鏡
台所妻にもなれず母にもなれず
対角線歩かうとする卑怯者
他人ごとのやうに愛撫がうつたうし
誰が為のいのちかかくももろく病み
子の孤独そつと両手であたためる
さようなら木枯らしだけに送られる
ギリギリに生きる私に墓はいらない
火といふはあまりに暗し火も病める
火のいのち絶え絶えとなりなほ恋ふる
姓を呼ぶその距離感がもどかしい



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夭折の柳人 林ふじを‥女の性を詠む《火のいのち絶え絶えとなりなほ恋ふる》”にコメントをどうぞ

  1. 江畑 哲男 on 2015年12月29日 at 9:38 PM :

    お久しぶりです。
    林ふじをにご注目いただきました。
    ご存知かと思いますが、昨年は没後55周年でした。
    それを記念して、せっぱつまった12月に、『林ふじを句集 川柳みだれ髪』(復本一郎監修、ブラス出版)が出版されました。(今年の1月、「週刊読書人」にて小生が書評を書きました。)
    また、10年ほど前には『恋川柳』(新垣紀子著、はまの出版)も出されております。ぜひご覧下さい。ご参考になれば。

    • たむら あきこ on 2015年12月29日 at 9:56 PM :

      江畑 哲男さま
      お久しぶり。
      あちこちでのご活躍、眩しく拝見しております。
      林ふじをの作品をまとめて読んだのは初めてだったので、ほんの少しばかり抄出してみました。
      34歳の夭折が惜しいですね。
      赤裸々で、痛々しい思いで目を通しました。
      機会があれば哲男さんの書評も是非読んでみたいですね~。

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