Loading...Loading...

「伊勢神宮」30句
外宮 千木鰹木外宮
○真ん中に清盛楠(きよもりくす)の高笑い
○神宮に絡まっている国史観
○二拝二拍手一拝までを反故(ほご)にする
○詩的世界なのかもしれぬ御正宮(ごしょうぐう)
○玉垣(たまがき)の内へと静寂が仕切る

○元寇へ神風響動(とよ)む風宮(かぜのみや)
○勾玉池(まがたまいけ)のほとりせんぐう館寡黙
○渡御御列(とぎょぎょれつ)あの十月に繋ぐ息
○出御(しゅつぎょ)奏上ふわりと闇に浮く白布

内宮
○宇治橋の鳥居が曳いている荊(いばら)
平成が知恵借りにくる木除杭(きよけぐい) (選 祥司氏)
○棟持柱(むなもちばしら)の昏(くら)さ  支えてきた時空
○御手植えの文字が神苑嘶(いなな)かす
○泣き声を立てているのはまた神楽

○促している  古札納所(こさつおさめしょ)
○手水舎(てみずや)に作法通りを汲んでいる
一の鳥居を潜る紆余曲折の風 (選 たかこ氏)
○御手洗場(みたらし)へ五十鈴川へと放たれる
○瀧祭神(たきまつりのかみ)の向こうにあるきのう

○御饌(みけ)の鮑(あわび)をみそなわす神
○記憶へと戻り始める御正宮
○天照座皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)風はモノクロ
千木(ちぎ)鰹木(かつおぎ)遥かかなたを呼吸する
○御正宮から握り締めだす二千年

らせん階段だろう 月光のご正殿(しょうでん) (選 茶助氏)
神楽殿から無差別にでる御神札(おふだ) (選 加代氏)
○風日祈宮(かざひ のみのみや)の向こうも風だろう
○流れ着くものを浄める風になる
○火除橋(ひよけばし)並列に流れ着くきのう

○型通り参集殿に幕を引く

ポストする LINEで送る ブックマーク
❤️ ひざポン
ありがとう!

気軽にポチっと
どうぞ(無記名)

「伊勢神宮」30句 (推敲が済みました)”にコメントをどうぞ

  1. たかこ on 2014年6月27日 at 12:13 AM :

    ニャン様
    一番好きな句です。

    一の鳥居を潜る紆余曲折の風

    神経を研ぎ澄まして作句されたのが分かります。とても真似できません。

    • たむら あきこ on 2014年6月27日 at 7:26 AM :

      たかこさま
      ありがとうございます。
      これから推敲なので、どんどん変わっていくでしょうが…。
      たかこさんに敬意を表して、「一の鳥居を」の句は触らないことに(笑)。
      この地は、ちょっとやそっとでは詠めないと思うのよね。奥が深すぎる、というか。
      少しずつ勉強しながら「あきこの伊勢神宮」を詠んでいきたいと思います。

  2. 茶助 on 2014年6月27日 at 3:51 PM :

    11人+αが帰ってきた。

    W杯敗戦の戦士たちが考え、しゃべる言葉は十人十色。

    黙っている兵士、過去を語る兵士、そして未来を語る兵士。

    そう!人は「考える」という知恵を授かり、悲しみというものを知ったのです

    『らせん階段だろう 月光のご正殿』 ボクはこれがいい。

    • たむら あきこ on 2014年6月27日 at 9:40 PM :

      茶助さま
      はい!
      おにーさまらしい句の選び方ですよね~。
      あきこもこの句が嫌いではないんですが、このままだとどこか問題がありそうな。
      1週間考えて、ほかになければこのまま。
      どうしても納得がいかなければ、うちには大先生がおられるのよね…、ふふふ。
      どこが駄目なのかを示唆していただくことに。
      本日届いた川柳マガジン7月号、「名句を味わう 理論と鑑賞」(新家完司)におにーさまの《戒厳の街ゴミ箱を封鎖する》が鑑賞文付きで載っています。いずれ本になるわけで、これでおにーさまのお名前も川柳の歴史に残りますね~(笑)。
      川柳をやっていてよかったね~。(^o^)/

  3. 祥司 on 2014年6月27日 at 4:07 PM :

    あきこさん
     『平成が知恵借りにくる木除杭』
    今にピッタリ。この句に引かれました。
    あとは、すごいなぁ!と思いながら読ませさせて頂きました。

    • たむら あきこ on 2014年6月27日 at 9:56 PM :

      祥司さま
      こんにちは~。
      ありがとうございます。
      あと100句ほど追加したいと思っているんですが、用語に間違いがないかを調べないと載せられないんですよね。
      「手水舎」一つとっても、「ちょうずしゃ・てみずしゃ・てみずや」とあって、結局「てみずや」を採用。間違えては書けない、勿論内容的にもね。
      ときどき戻ってご覧になっていただけたら、句数が増えているかもしれません。
      よろしく~。

  4. 加代 on 2014年6月28日 at 10:56 AM :

    ≪ 神楽殿から無差別にでる御神札(おふだ) ≫
    あきこさんらしい難しい句の中で私が一番分かりやすい句です。夥しい参拝者のために出されるおふだ。無差別というところが面白いですねー。(これぞ川柳!)

    • たむら あきこ on 2014年6月28日 at 5:58 PM :

      加代さま
      川柳マガジンクラブ誌上句会課題「おさらい」にて、《弱点をおさらいしよう強くなる》の人位入選、おめでとうございます。(^o^)/
      がんばってね~。
      選んでいただいた句は、加代さんに敬意を表してこのまま直さないでおきます。
      笠岡大会では句碑をゲットするし、加代さんには川柳の神様が微笑んでいるようですね~。

加代 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Post Navigation

Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K