「伊勢神宮」30句
外宮
○真ん中に清盛楠(きよもりくす)の高笑い
○神宮に絡まっている国史観
○二拝二拍手一拝までを反故(ほご)にする
○詩的世界なのかもしれぬ御正宮(ごしょうぐう)
○玉垣(たまがき)の内へと静寂が仕切る
○元寇へ神風響動(とよ)む風宮(かぜのみや)
○勾玉池(まがたまいけ)のほとりせんぐう館寡黙
○渡御御列(とぎょぎょれつ)あの十月に繋ぐ息
○出御(しゅつぎょ)奏上ふわりと闇に浮く白布
内宮
○宇治橋の鳥居が曳いている荊(いばら)
○平成が知恵借りにくる木除杭(きよけぐい) (選 祥司氏)
○棟持柱(むなもちばしら)の昏(くら)さ 支えてきた時空
○御手植えの文字が神苑嘶(いなな)かす
○泣き声を立てているのはまた神楽
○促している 古札納所(こさつおさめしょ)
○手水舎(てみずや)に作法通りを汲んでいる
○一の鳥居を潜る紆余曲折の風 (選 たかこ氏)
○御手洗場(みたらし)へ五十鈴川へと放たれる
○瀧祭神(たきまつりのかみ)の向こうにあるきのう
○御饌(みけ)の鮑(あわび)をみそなわす神
○記憶へと戻り始める御正宮
○天照座皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)風はモノクロ
○千木(ちぎ)鰹木(かつおぎ)遥かかなたを呼吸する
○御正宮から握り締めだす二千年
○らせん階段だろう 月光のご正殿(しょうでん) (選 茶助氏)
○神楽殿から無差別にでる御神札(おふだ) (選 加代氏)
○風日祈宮(かざひ のみのみや)風の向こうも風だろう
○流れ着くものを浄める風になる
○火除橋(ひよけばし)並列に流れ着くきのう
○型通り参集殿に幕を引く
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ニャン様
一番好きな句です。
一の鳥居を潜る紆余曲折の風
神経を研ぎ澄まして作句されたのが分かります。とても真似できません。
たかこさま
ありがとうございます。
これから推敲なので、どんどん変わっていくでしょうが…。
たかこさんに敬意を表して、「一の鳥居を」の句は触らないことに(笑)。
この地は、ちょっとやそっとでは詠めないと思うのよね。奥が深すぎる、というか。
少しずつ勉強しながら「あきこの伊勢神宮」を詠んでいきたいと思います。
11人+αが帰ってきた。
W杯敗戦の戦士たちが考え、しゃべる言葉は十人十色。
黙っている兵士、過去を語る兵士、そして未来を語る兵士。
そう!人は「考える」という知恵を授かり、悲しみというものを知ったのです
『らせん階段だろう 月光のご正殿』 ボクはこれがいい。
茶助さま
はい!
おにーさまらしい句の選び方ですよね~。
あきこもこの句が嫌いではないんですが、このままだとどこか問題がありそうな。
1週間考えて、ほかになければこのまま。
どうしても納得がいかなければ、うちには大先生がおられるのよね…、ふふふ。
どこが駄目なのかを示唆していただくことに。
本日届いた川柳マガジン7月号、「名句を味わう 理論と鑑賞」(新家完司)におにーさまの《戒厳の街ゴミ箱を封鎖する》が鑑賞文付きで載っています。いずれ本になるわけで、これでおにーさまのお名前も川柳の歴史に残りますね~(笑)。
川柳をやっていてよかったね~。(^o^)/
あきこさん
『平成が知恵借りにくる木除杭』
今にピッタリ。この句に引かれました。
あとは、すごいなぁ!と思いながら読ませさせて頂きました。
祥司さま
こんにちは~。
ありがとうございます。
あと100句ほど追加したいと思っているんですが、用語に間違いがないかを調べないと載せられないんですよね。
「手水舎」一つとっても、「ちょうずしゃ・てみずしゃ・てみずや」とあって、結局「てみずや」を採用。間違えては書けない、勿論内容的にもね。
ときどき戻ってご覧になっていただけたら、句数が増えているかもしれません。
よろしく~。
≪ 神楽殿から無差別にでる御神札(おふだ) ≫
あきこさんらしい難しい句の中で私が一番分かりやすい句です。夥しい参拝者のために出されるおふだ。無差別というところが面白いですねー。(これぞ川柳!)
加代さま
川柳マガジンクラブ誌上句会課題「おさらい」にて、《弱点をおさらいしよう強くなる》の人位入選、おめでとうございます。(^o^)/
がんばってね~。
選んでいただいた句は、加代さんに敬意を表してこのまま直さないでおきます。
笠岡大会では句碑をゲットするし、加代さんには川柳の神様が微笑んでいるようですね~。