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咲くやこの花賞、第1回森中惠美子選「ほんもの」の締切は2月20日。みなさまが苦吟されている様子が目に浮かぶ。「ほんもの」という題が出て初めて「ほんもの」とは何かと考え始めた方も多いことだろう。
何を「ほんもの」としておられるかは、各人各様。「ほんもの」があるということは「にせもの」もあるということ。
いま流行りの美容整形。削り、嵌(は)め込み、「美」の基準があるらしく同じような顔にでき上がる。そうして得た顔を「美」とすることにやはりいささかの抵抗がある。
結婚したいと思っている相手に「私は整形しています」と自己申告する人はあまりいないだろう。整形だと夢にも思っていない相手に対して嘘を吐(つ)いていることになる。許せる、許せないは別のこととして。
「にせもの」とは、なんらかの利益を得るための嘘に付けられたことばなのではないか。嘘に対して「美」のことばは被せたくない。「美」とはそんなに安易に購(あがな)うことのできるものであるはずがない。

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