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誌上競詠「咲くやこの花賞」26年度 第2回「予知」井上 一筒選

牛の涎からおおよそ見えること井上 一筒

闇鍋が感付く国家転覆の日上嶋 幸雀

下駄の裏出たら昭和は雨だった松下和三朗

神もまだ膨れる波を予知できず関 よしみ

そうか君は明日も生きてるおつもりか居谷真理子
地に伏して星の崩れる音を聴く板垣 孝志
明日は晴れわたしの鼻が乾くから吉田わたる
犬吠えて後ろから来るはたた神澤井 敏治
たこ焼屋繁盛するか程の予知雨森 茂喜

卵胎生の予知がわたしにからみつくたむらあきこ
予知できぬ後のまつりのフライパン星出 冬馬
幸薄い眉の形の占い師井手ゆう子
切り札を出すには少し陽が高い水品 団石
ほってりとさせてくちびる導火線美馬りゅうこ

触角は立てたハンドル右に切る青砥 和子
落城のひたひた酒に逃げている美馬りゅうこ
こうなると分かってました桜餅河村 啓子
転がった先で宙ぶらりんになった予知山本 昌乃
前以て知れば咲かない花もある生田 頼夫

後出しのジャンケンにさえ負ける予知山田 順啓
予知なんてひげじいさんの竹串ね徳山 泰子
玄関を出ると近所が戸を閉める板垣 孝志
鼻づまり治ったあの世近づいた徳山 泰子
予め知っていたのは小判鮫谷口  義

ちぎれ雲別れ話になる気配西澤 知子
大阪都にはならないと思います福尾 圭司
イノシシの探知機ミミズの哲学下谷 憲子
コケコッコーでわかる店の売り上げ西澤 知子
身じろげばきっとわたしがまた負けるひとり 静

やっぱりな後の祭りの白日夢三村 一子
伏線はあった接続詞が消えた森吉留里惠
泣いているのだろうか絵の具が滲む竹内ゆみこ
一寸の虫が瞬く千里眼真鍋心平太
筮竹と鯰のヒゲは義兄弟嶋澤喜八郎

決断をうながしている予知の穴田村ひろ子
トカゲの眼恐竜はもう蘇る加納美津子
予言者はヒゲ蓄えて遠く見るオカダキキ
ハルカスが映る卑弥呼さまの鏡加納美津子
花柄の柩が予約してあった米山明日歌

逝く時を知るも知らぬも蟻地獄三宅 保州
明日は雨路地で小鉄が顔洗う山田こいし
富士山に日々当てている聴診器杉山太郎
雪形で明日の仕事を準備する山田こいし
履歴書の染みに未来を見透かされ都 武志
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
※以上は参加者からのご要望により発表させていただいています。

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