Loading...Loading...

 明日から 熊野川吟行なので、続きを本日中に書いておきます。昨日の 第6回 東北川柳文学大賞受賞作「たまゆら」(きさらぎ彼句吾)はあきこが準賞(2位)に推させていただいた作品。大賞に推させていただいた「妻」(千葉風樹)は八名の選者の総合選考結果5点で4位。下記は作品と「選考委員コメント(あきこ)」。
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
           千葉 風樹
絵本黙読この子の母は死にました
死ぬ妻といる紫陽花の海の中
曝された陽のいとみみずころせない
骨箱の裸体の妻を渡される
指切りよシーソーはもう動かない
愛撫した乳房も癌も手にのこる
争いをしょうと襲ってくるパジャマ
死への眠りに点滴が落下する
ほつれ髪だけに自由はゆるされる
骨拾う抗癌剤を耐えた骨
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
選考委員コメント
 大賞に推薦させていただいた作品は、淡々と妻の死を詠んで胸に迫る。どの句も、借り物ではない、実感から出た言葉で纏められているところに好感をもった。構成以外とくに作為も見当たらず、感情の抑制された十句。力量もその抑制の中に窺われた。
 一般的に、偶々目にした他人の句の発想を無意識に取り込んでしまうことがあるかもしれない。そのことに細心の注意を払う必要がある。よせられた百十六作品の中での相対的な力量を考え、やむを得ず目をつぶった句の入っている作品も採っている。くれぐれも自戒せねばならない。(たむらあきこ)

ポストする LINEで送る ブックマーク
❤️ ひざポン
ありがとう!

気軽にポチっと
どうぞ(無記名)

 8月末に「東北川柳連盟会報(第28号)」を寒河江清望氏から送ってきていただいた。第6回 東北川柳文学大賞表彰式は本日9月3日、第35回 東北川柳連盟弘前大会にて。選者だったこともあり出席を考えたが、... 「第6回 東北川柳文学大賞 ‥大賞受賞作品「たまゆら」(きさらぎ 彼句吾)」の続きを読む
 川柳マガジンの「柳豪のひとしずく」シリーズ、以前にもちらりと声をかけていただいていたのだが、順番が回ってきたようで(笑)。文章ならいつも書いているのでどうということもないが、問題は表紙の写真なのよね... 「訪問着にしようか ( ˘ω˘ ;)」の続きを読む
9月の予定 9月  5日(火) 熊野川吟行(ウォータージェット船) 熊野市泊 9月  6日(水) 花窟神社吟行~熊野川吟行(北山川観光筏下り)~(熊野本宮大社・大斎原(おおゆのはら)吟行) 9月  9... 「(2017)9月の予定(川柳関係)」の続きを読む
 昨日新葉館出版さんから本日集句を届けるとの連絡があり、待機。いつも通り選には完全を期したいので、これから10日間をかけてたたかう。5日-6日に熊野吟行を控えているので、4日までにだいたいの選結果を出... 「本日から川柳マガジン「前衛川柳」の選」の続きを読む
瀞ホテルから見下ろす瀞峡を走るウォータージェット船 瀞ホテル 瀞ホテルから見下ろす瀞峡  …ここは三重・奈良・和歌山の三県が接する地点だが、わたしの立っているのは奈良県十津川村の田戸という。山腹の家の... 「古への旅・亡父への旅‥熊野川吟行へ予定を組む」の続きを読む
 (8月30日、記す) みなさま、長らくお待たせいたしました。m(__)m 暑~い夏にもようやく秋の気配。9月5日-6日の熊野川吟行までにはもっとなんとかなっていそう。やれやれ。  酷暑にはよけいに暑... 「いまハマっている食べもの」の続きを読む
Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K