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 選者がみなしっかりとした選をしているとは限らない。選者によっては明らかに問題のある句を採ってしまっている。私のそんな句が入選句として柳誌に残ると、非常に残念な気持ちになる。その句を誰が見ているか分からない。『これが“たむらあきこ”の句か』と思われるのが情けないのである。数少ないすぐれた選者がありがたいのは、そうした心配がないからだとも言える。

 ネット上に私の句がたくさんある。上述のようなことで、問題のある句が残ってしまっているのを見ると残念至極、汗顔の至り。ほか、句を間違えて記されているのも気になる。先日「川柳データバンク」をはじめて使い、“たむらあきこ”で句を検索してみた。検索結果598句の中から、ひょっとするとかなりあるかと思われる明らかな間違いのうちいくつかをここで訂正させていただきたい。

からくり覗くすべて人の生 ?
吠えているらしい織死をしたらしい ⇁縊死
順光に顕くものがある独り ⇁躓く
多犠牲を煮る鍋のこだわり ⇁多義性
受荼羅にあつまるそれからの仮面 ⇁曼荼羅
赤編祥まとう妖怪らしくなる ⇁赤襦袢

 全部でどのくらいあるのかは分からない。これから句を引用していただくことがあるとすれば、やはり自選の『たむらあきこ千句』『たむらあきこ2010年』『川柳作家ベストコレクションたむらあきこ』などで直接お願いしたい、とも思う。

 ただ、検索でこのように集めると、自分が切りすてた中にも推敲で生き返ると思われる句もあり、次回の句集の参考にさせていただけることがありがたい。上記の句のように、誰が見ても疑問に思える句や、ほか句意の通らない句は(間違いの可能性があるので)けっして引用はされないようにお願いいたします。



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