向き合えば墨絵ばかりになるきのう
きみをさがすきのうがすこし澄んでから
火を孕む きのうをまたも引きよせて
埋み火の鮮やか転げでるきのう
あきらめのかたちに塗りつぶすきのう
上記5句は私の句。〈きのう〉とはいつのことか。「川柳に詠まれる〈きのう〉は単に今日の前日の昨日とは違う」ということを伺ったのはかなり前のこと。それ以来私が句に多用するのは、〈過去〉といういかにも手垢のついた通俗的とも言えることばをなるべく避けたいためである。インターネットで検索すると、『きのうの影踏み』(辻村 深月)という本が出版されている。これも同様の〈きのう〉だろう。語源由来辞典には下記のように記されている。
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昨日は、正確な語源が解かっておらず、「すきのひ(過日)」の意味や、「さきのひ(先日)」 の「さ」の略など多くの説がある。 きのうの「う」は、どの説でも「ひ(日)」の転じたものとし 、きのうの旧かなは、「きのふ」であることから間違いないと思われる。 きのうの「き」は上記のほか、「きそ」「こぞ」など過去を表す言葉の多くが「き」や「こ」で始まることから、それらの音に通じるとする説や、「きしひ(来日)」の略転「きす」が「き」にあたり、「きすのひ(昨日日)」の略転を語源とする説もある。
現在では、今日の前日を「昨日」と言うが、古くは、今日からいつではなく、ある時点より近い過去という漠然とした意味で用いられていた。
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「ある時点より近い過去」というのは、私の句が心象句であることから、遠近を問わずどのあたりの過去であってもよいということになる。遠い過去も引き寄せれば昨日のように近くなる。
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5句の中でも、一番好きなのは、最初の句です。向き合えば墨絵ばかりになるきのう これからも、たくさんの句読ませてください。
野村 賢悟さま
ありがとうございます。
あすからまた広島、江田島吟行。4日は竹原大会。5日は瓦版句会。
吟行であまり疲れたら、ひょっとしたら4日は行けないかもしれません。
そのときは呉のホテルに早めに入って、吟行の句をねりなおすことに。
一応予定は立てているので、お会いできるかな?
吟行は歩き回るのでかなり負担がかかるのね。
まだ足がよくないので、無理したくてもできないのね~。 マタ(^_-)-☆アイマショー