川柳人は正直である。この人と思う選者の披講は身動(じろ)ぎもせずに聴いている。句会場の空気がピーンと張りつめ、1句たりとも聞き漏らすまいと背筋を伸ばす。私語などしようものなら怒りのダーツ(?)があちこちから飛んでくるのは間違いない。(写真は森中惠美子先生の披講)
一般的に、句会場の空気が支持不支持のどちらに振れるか、決まるのは披講が始まって7~8句目辺りだろうか。この辺りまで聴くと選者の良し悪しが分かる。
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上記の話は大会でのことである。少人数の句会では入選句を没句より多く採らなければならないなどといった事情もあり、初めからよい句を披講するわけにはいかないからである。
そんな場合でも最後の3~8句ほどは選者の力量が問われるのだから、選者を引き受けるということは大変なことには違いない。
だからと言って選者を断り続けていればよいかというと、それでは客観的に句の良し悪しを見極める力が付いてこない。ほどほどに引き受けて、あとは柳誌が出たときに信頼できる数人に選結果について尋ねてみるのがよい。
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