大会では、一人前の選者であるか否か、披講には会場の厳しい耳と視線が待っている。
初鳴きから5句、10句と、披講が進むに連れ会場の空気が決まってくる。酷い選・披講だと、だんだん会場がざわつきだす。川柳人は正直なもの。会場が初めから静まり返っているのは、定評のある選者。
下記は、誌上大会の選を依頼された一人の真摯な川柳家が記した一文。
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当初気安く選者を引受けたが、この度の選句作業は今まで以上に悪戦苦闘して予想外に時間を費やしてしまった。投句のそのままをコピーしたのが届いて選句数と秀句数、そして選後感二百字以内の指示である。これに対し投句全部を番号順に原稿用紙に書き出すことにした。それを何度と(なく?)読み返して選句、投句数1374句から入選76句を選び、入選句を短冊型に書き写して順位を決めることにした。競(共?)選者との差異を見ると選の難しさが感じられて満足は無い。作品は選者次第と思うと、その責任は重い。作品を書くこと選ぶことに懸命でなければ川柳の「これから」は無い。(墨作二郎、「点鐘」雑唱点鬼簿より)
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