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 孝志さんの重い句集を3度読ませていただいた。重いとしか言いようのない句集である。孝志さんの来し方の厳しさに眩暈がするほどだった。その中で仕事を闘い、人間とかかわり、川柳を闘ってこられた。この方がよく川柳という道を見つけられたものと思わざるを得ない。大切な句集が手元に一冊増えた。みなさまにも一読をお薦めしたい。
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板垣孝志川柳句集『悔い』から
  子の熱を一番先に知る乳房
  泣いた子がひょいと泣きやむ蝸牛
  歩き初めいつか離れてゆく素足
  三歳と出す指先に手間がいり
  こぼすなと言うたその場に茶をこぼす

  もう終わりそうなお経に来て座る
  頬杖の両手の中にあるむかし
  生い立ちをぼそりうどんの湯気の中
  駄菓子屋の棚には腹ペコの私
  ただという餌ニンゲンがよく釣れる

  人の世は二色で足りる鯨幕
  夕立ちの匂いは人の去る匂い
  片方の靴を濡らして拾う銭
  死にたがる人多き世の薄桜
  新しい涙で月が満ちてくる

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