Loading...Loading...

川柳が短歌や俳句の下につくものとされてはならない。そのためにも、句に品格がなければならない。軽佻浮薄に流れて、この先、万が一にも狂句に戻ってしまうようなことがあってはならない。明治37年来の阪井久良伎や井上剣花坊を始めとした先人の努力が水の泡になる。
「咲くやこの花賞」に残る名句を
たむらあきこの眼で抄出。まず2句。
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
諦めたとき美しくなるこの世 新家 完司
板野美子選「美しい」の〈地〉(?)に採られた句。編集会で拝見、感動。ご自宅に電話を入れさせていただいたほどだった。そんなことは初めて。たまたまお留守で、どなたも出られなかったことを覚えている。芥川龍之介の「或旧友へ送る手記」の中の「末期の眼(まつごのめ)」を思い起こさせ
る。死を意識した眼でこの世を見ると、愛おしくより美しく見えるというのが句意。
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
天国より地獄の花が美しい 前田 咲二
一休禅師(いっきゅう・ぜんじ)に「仏界入り易く、魔界入り難し」ということばがある。川端康成が掛け軸にしてこのことばを身近に掲げていたことが知られている。芸術論として究極の真理。川柳という文芸を含め、創造に関わる人間は魔界に住んでいる。泥の中、カオスに開く「花」。異形(いぎょう)の鬼神こそが芸術の神なのかもしれない。「地獄の花」になぞらえるのは、まず曼珠沙華。

ポストする LINEで送る ブックマーク
❤️ ひざポン
ありがとう!

気軽にポチっと
どうぞ(無記名)

竹串がスッと通れば春ですね    米山明日歌 (奥山 晴生 選「串」より) 新年度へのチャレンジ。自薦他薦を問わず。難関誌上競詠始まる! 26年度瓦版「咲くやこの花賞」参加者募集。 当会会長前田咲二... 「26年度 瓦版「咲くやこの花賞」参加者募集」の続きを読む
あべのハルカス。まだ行ってはいなかったが、すでに時事吟として詠んでいた。 自意識一つ置くハルカスの真下    たむらあきこ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ 14日。南海和歌山市駅... 「日本一の超高層ビル あべのハルカス ~ 瓦版編集会」の続きを読む
瓦版 咲くやこの花賞 第12回(最終回 ) 新家完司選「発見」、20日〆切。 ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ 咲くやこの花賞 26年度 第1回は森中惠美子選「ほんもの」。全国の... 「鈴鹿インターネット句会「餅」、明日〆切」の続きを読む
継続的に作品を拝見している方が数名。そのうちの一人、嶋澤喜八郎氏の作品から。妻に先立たれた男の哀情。 配偶者を亡くされた方の悲しみに他人が立ち入れるものではない。遠巻きに、立ち直られる日まで見守るほか... 「哀切…、妻を亡くした男の川柳」の続きを読む
(12日、記す) どの選者がどうでどの句会がどうとは、もちろんここで申し上げるわけにはいかない。句会は選者次第であり、参加する柳人のレベルと相俟って質が決まっていく。 12日、川柳塔わかやま吟社に出席... 「選者にレベルがあり、句会にもレベルがある」の続きを読む
本日地元の柳友たちと新年会を兼ねてランチ。10時過ぎに出発、バスとJRを乗り継いで岩出まで。岩出駅まで車で迎えにきていただいて懐石・会席料理「いっしん」まで。4名。あとミスドにてティー。その場を借りて... 「昨日も今日も明日も‥川柳」の続きを読む
Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K