九州地方のみなさまの川柳に注目している。ということで、11月9日開催の第6回 太宰府天満宮秋の川柳まつりに出かけたのだが、昨日発表誌を送っていただいたので、さっそく目に留まった入選句のうち20句を記してみる。
男と女触れると止まるかざぐるま 唐鎌美鶴
咳一つオセロは急に裏返る 小川清隆
人形が僕の目を射るゴミ捨て場 横尾信雄
もう恋とは違う眼差し秋の空 榎原政子
人形の視線の先にある荒野 宮川さつ子
泣ききった蝉の軽さを手に乗せる 梅崎流青
雨音のなか 雑念がはらえない たむらあきこ
はみ出してごらん翼が生えてくる 宮川さつ子
混沌の果てで小さく前ならえ 真島久美子
ろうそくの瘤太らせて通夜開ける 梅崎流青
忖度が勝手に動く咳ばらい 井上竿酔
斎場に生あるものの咳ひびく 唐鎌美鶴
うずうずの長さ 黙っていたながさ たむらあきこ
一瞬の視線のぶれを知る神父 もりともみち
削って削って削り尽くしてまだ迷う 樫根わ子
一年が束の間になり舟が来る 落合洋人
柔らかい視線の先に赤子泣く 道田佳香
野っ原に出ると海馬が生き返る 横尾信雄
風に触れ陽に触れ人に触れ生きる 小池一恵
また一つリズムが消えて風の葬 もりともみち
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