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家族3 マヌの法典(岩波文庫)」では人生を「学生期」「家住期」「林棲期」「遊行期」の四住期に分けている。以下は、その中からとくに抄出した部分。

 学生期」は師について学ぶ時期。
 学生期を終えた者は結婚して子をもうけ、仕事に励んで家に住む「家住期」に入る。
 「人生の四分の一の間を、師のもとに過ごしたる後、バラモンは結婚して、その生涯の第二の四分の一を家に住すべし」(4-1)
 「生計のみを支ふるために、非難する所なき、己の職業に従事して、肉体を不当に苦しむることなく、財を積むべし」(4-3)
 「決して生計のため、世俗の生活法に従うべからず。実直にして、偽らざる清きバラモンの生活をなすべし」(4-11)
 「幸福を欲する者は、無上の満足に止住し、心を抑制すべし。なんとなれば、幸福の根底は満足にあり、不幸の根底はその反対の心境にあればなり」(4-12)
 「すべて生物は独り生まれ、独り死す。独りそは善業の果を楽しみ、独り悪業の罰に苦しむ」(4-240)
 子を育て終え、孫の顔を見る年齢に達したとき、「マヌの法典」は家を出て森林に住む「林棲期」に移行せよという。
 「家住者、顔に皺より、毛髪灰色となり、その子に子息を見るに至らば、その時、彼は森林に赴くべし」(6-2)
 「乾地、或いは水中に生じたる野菜・花・根・果実、浄き樹木に生じたるもの、及び森林に生ずる果実より抽出したる油を食すべし」(6-13)
 法典は、林棲期を経た者に、更に身にある物を捨て去り無一物になりきる「遊行期」に移行することを促す。
 「捨つることなく、捨てらるることなき孤独者に、解脱の成就ありと了知し、常にただ独り、成就を求めて、伴侶なく遊行すべし」(6-42)
 死を希(ねが)ふことなく、生を希ふこと勿(なか)れ。下僕がその報酬を待つが如く、時期をのみ待つべし」(6-45)
 「怒れる者には怒りを以って報ゆる勿れ。呪われたる時には祝福すべし。」(6-48)
「最高我を楽しみ、坐禅し、外部の助けによらず、肉欲を全く断ち、己れのみを伴侶となし、解脱の福祉を希ひてこの世に住すべし」(6-49)

 (おし)えによれば、人は四住期を経て解脱に至る。この四住期の訓えによれば、我々多くの現代人は身につけている物を捨て去る事ができず、いつまでも家住期に止まって、正しき死ー解脱に至れないでいるということになる。(続く)

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