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柳人紹介(21)浜 知子さんの15句
かけ違う釦に秋がすり抜ける
わたくしが土に還ると咲くかぼちゃ
コーヒーをたてると咲いてくることば
わがままな花を支えている臺
愛という欠片よ束の間のマッチ

美しい嘘でてんとう虫がとぶ
誤字脱字ころんでばかり秋の坂
追伸の一語嵐になる予感
わたくしの骨まで透かす青い月
まだ胸に祭りのかけら抱いて秋

人生の半ばで跳ね橋が上がる
紆余曲折やがて私に咲く花よ
悲しみの底でゆれてる吾亦紅
泥濘を歩く明日を光ろうと
群衆の中でひとりの飢えを知る

(※本日の『前田咲二の川柳と独白』、売上ランキング3位(実質1位))
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