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 先月ご恵送いただいた『たまゆら』(きさらぎ 彼句吾)から20句を抄出。作者は第6回 東北川柳文学大賞を受賞された。選者として氏の作品を準賞に推させていただいたが、8名の選者による総合1位で大賞に決定。受賞作品のうち7句を前のほうにピックアップさせていただいている。
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
『たまゆら』から抄出20句
おんなとしてまだたためない羽が在る
地下茎でつながりたくて逢いたくて
奪い盗りにゆく つま先野火にして
やわらかな水に戻れる 腕の中
求め合うって すぐ掛け違うボタン穴
一対の だから淋しいすきま風
二人称でいてほしかった手を放つ

フリル多すぎて素性がわからない
身の内の水が濁ってくる 夜さり
どの色で叫べば君に届くのか
あきらめるあきらめられぬ 煮くずれる
絞りきったはずの雑巾から わたし
氷より冷たいきみに火傷する
問い詰めて重たいものを持たされる
青が湧くあなたが触れたあたりから
さよならと言われて結露してしまう
雨だれが胸の芯からとぎれない
祭り果ておもちゃ箱へと返される
まだきみの指紋だらけの日々にいる
夥しい傷だな人のかたちだな

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『たまゆら』(きさらぎ彼句吾)から、抄出20句”にコメントをどうぞ

  1. 竹内いそこ on 2017年12月14日 at 2:53 PM :

    こんにちわ あきこさま

     素敵な句!!
     質の良い化粧水みたいに肌にスッとなじんでいく感じがします。
     作者はどんな方なんだろうといろいろ想像しています。

     そちらはお天気どうですか?
     ここは昨日までの雪は止んで、寒さもゆるんできました。
     ほっと一息です。

    • たむら あきこ on 2017年12月14日 at 8:01 PM :

      竹内いそこさま
      作者とは、電話で一度お話しさせていただいただけですが。
      青森県弘前市在住。
      平成19年から川柳を始められたのかな。
      これからが楽しみな方ですね~。

      封書、いただきました。
      久しぶりの富山を楽しみにしています。 ☕(^^♪

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