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 もちろん選者とは〈よい〉選者、よい句を見逃さない選者のことである。瓦版編集同人だったときには、句会どうしのお付き合いもありいろいろな大会に出席させていただいた。その必要がなくなり、いまは選者名を見るだけで判断、出席するかどうかを決めさせていただく。ずいぶん楽になった。
 名のある柳人だからといって、選が納得できるとは限らない。柳友によると「披講のあいだ耳をふさいでいた」と言う人もいるらしいある柳人は、たしかに一過性の軽い句ばかりで深い句はあまり採らないように見受けられた。したがって、披講を聞いてイライラするのはよく分かる。長年そういう声があっても、なかなか本人にまで届かない。囁かれているだけである。むろん当人は自分の選にはごく自信をもっておられる。
 そういう選者のいない大会を選ぶわけだが、なかなかむずかしい。私の場合、選者名をざっと見渡して、三人の〈選者〉がおられれば出席することにしている。先日「顎足付きで」とまで言って大会に誘って下さる奇特な方もおられたが、選者名を伺って丁寧にお断りした。出席する側の時間的・経済的ロスに見合うだけの〈選者〉を、主催者側には考えていただかないといけない



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