Loading...Loading...

「伊勢神宮(外宮)15句」
外宮 千木鰹木表参道口(おもてさんどうくち)にひれ伏すための顎
わたくしはここ 禊(みそぎ)の水を汲んでいる
理詰めの答えはいらない祓所(はらえど)の尾骨
鳥居から鳥居へわたくしを澄ます
神楽殿までわたしに付いているうろこ

四至神(みやのめぐりのかみ)の榊がねじ伏せる
度会(わたらい)の山田が原の御正宮(ごしょうぐう)
神域に風のコトバを聴いている
音をころして神様へ置くお賽銭
絹の御幌(みとばり)ふゆの白さに膨らんで

素木(しらき)に金具拡散されてゆくひかり
瑞垣(みずがき)の中へと澄んでゆくらしい
御正殿(ごしょうでん)の茅葺(かやぶき)陰翳を抱く
御池(みいけ)には闇につながる声がある
胡散くさい「私」を蕃塀(ばんぺい)に隠す

ポストする LINEで送る ブックマーク
❤️ ひざポン
ありがとう!

気軽にポチっと
どうぞ(無記名)

「伊勢神宮(外宮)15句」”にコメントをどうぞ

  1. 茶助 on 2014年12月26日 at 10:01 AM :

    月夜の晩に、ボタンが一つ、波打ち際に落ちていた。
    それを拾って、役立てようと、僕はおもったわけでもないが、
    月に向かってそれは抛れず、波に向かってそれは抛れず、
    僕はそれを袂に入れた。
    月夜の晩に、拾ったボタンは、指先に沁み、心に沁みた。
    月夜の晩に、拾ったボタンは、どうしてそれが、捨てられようか?
                               [中原中也]
    <他愛ない感想>
    こうしてあなたはさすらいながら、神へ近づいて行くのですね。

    • たむら あきこ on 2014年12月26日 at 8:41 PM :

      茶助さま
      いま天守閣句会から帰ったところ。
      中原中也の懐かしい詩をありがとうね。(^_-)
      いい詩だなあ。

      >こうしてあなたはさすらいながら、神へ近づいて行くのですね。
      笑いながら書いていますね~。神(仏)へ近づいたら(帰依とか)、川柳人としてはオワリですね。川柳には、批評がありますから。
      伊勢神宮の何を川柳として詠めるか? あきこの壮大?な試みを見ていてくださいませ(なんちゃって、あはは)。

たむら あきこ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Post Navigation

Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K