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 句の「読み」に頭を悩ませることがある。かつてバックストローク大会に参加させていただいて、発表誌の同人雑詠欄を拝見、首を傾げることも多かった。難解句(?)として、分かったフリをすることはない。「読み」に無理なこじつけは要らない。どう読んでも心に届かない句は、頭だけで捏ねて「作った」句であるとしか思えない。

 バックストローク大会に好んで参加させていただいたのは、句作に「刺激をいただく」という意味合いがあった。故石部明氏とは、2、3度お話をさせていただいただけだが、魅力のあるかただった。お手紙を頂戴して恐縮したこともある。氏の志を継ぐ方がたが立ち上げられた「川柳カード」へは、この先も大会があればおじゃまさせていただこうと思う。川柳のあらゆる方向への試みを是(ぜ)としなければならない。下記は、昨年の「川柳カード創刊記念大会」での私の句。
  負の放電だろうザクロが割れてから   (草地豊子選「割る」  準特選)

 番傘とらふす誌の第2回目の「啄木鳥(きつつき)抄鑑賞」にとりかかっている。いろいろな川柳に触れてきた私は、啄木鳥抄の全体的な素朴さにむしろ好感をもつ。言葉を飾ることなく、真情を述べているところに、あらためて身近な文芸としての川柳の良さを認識させていただいている。飽き足りないという面ももちろんあるが、「作っていない」素朴な川柳のもつ良さを認めざるを得ない。

 30名の120句を熟読、17名の17句を選ぶ。前回採らなかったかたの句を優先して採らせていただいた。下記は今回の秀逸6句。
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   探知機が鳴ってお鍋に睨まれる       廣田 定子
   冬木立しっかりしろと僕にいう       日野  愿
  ダイヤモンドダストは宇宙からの愛    馬場 明子

   嫁がせるように水仙出荷する        田中 祐子
   転居して友ができたか便りなし      小﨑 照代
   電飾の光る滴を浴び聖夜          倉橋 悦子

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 嫁がせるように水仙出荷する  田中 祐子(番傘とらふす1月号より) … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … …  ブログ開設から10か月余、コメント数がちょ... 「本日まで900コメント、みなさま有難うございます」の続きを読む
 短歌を初めて詠んだのは、もう49年も前のことになる。読売新聞の地方版の短歌欄に投稿、掲載された。短歌を始めたきっかけは亡母が歌人だったことが大きい。毎月家に届く関係の歌誌には必ず目を通していた。下記... 「川柳と短歌」の続きを読む
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 8時半頃起床、小一時間で約45句ほどをつくる。11時前に自転車で和歌山市立勤労者総合センターまで。1Fのロビーで推敲。あまりに冷えるので、身体を動かすため、近くのコンビニまで歩いて温かいお茶や豚饅ほ... 「番傘とらふす1月句会」の続きを読む
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