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瓦版誌上競詠「咲くやこの花賞」26年度 第8回「舞う」大西 泰世選
キリスト
舞うときは枯葉と同じ秋の底 大西 泰世

キリストの眉間に砂が舞っている 石橋 芳山

枯葉舞う道でときどき哲学者 勝又 恭子

何の使者だろうかヒラリ舞う金魚 山本 昌乃

花びらは清音だけで舞っている 青砥 英規
しゃぼん玉舞って明日は虹になる 北原 照子
支持されず宙を舞うしかない持論 有田 晴子
前身は知らず華麗に舞う揚げ羽 多和田幹生
紅葉ひらひらやっと自由になりました 居谷真理子

どのページ開けても雪は舞っていた 太田扶美代
ラストダンスはやはり夫にしておこう 青砥たかこ
さんざめく記憶に枯れ葉舞い落ちる 古賀由美子
舞い上がる夢を見ているかたつむり 高見澤直美
舞い終えて花も私も地に還る 板垣 孝志

紅葉舞う私の思いなど知らず 田岡  弘
舞っていたいのだ折り鶴だとしても 竹内ゆみこ
鍵穴の向こうは夢の舞う世界 田岡  弘
序破急を舞った真白き骨拾う 加藤  鰹
風花の命が手の平で尽きる 平尾 正人

求愛のダンスいのちは憚らず 美馬りゅうこ
強くなりなさい一人で舞いなさい 竹内ゆみこ
僕が舞うダンスホールの名は地球 松田 夕介
舞うたびに虚飾の鱗剥げ落ちる 高浜 広川
読み返すたびにほこりの舞う日記 古久保和子

舞降りて夕日の中に立っている 谷口  義
逢える日の靴は蝶々になっている 山口チイ子
象さんもビロンバロンと舞うている 吉道航太郎
僕だったら返さなかった羽衣は 井丸 昌紀
その位置にたつと優美に舞うのです 山本 昌乃

濃く淡くわたしの中に舞うきのう たむらあきこ
舞い終えてたった一人の吾亦紅 河村 啓子
嘘ひとつ抱いて舞い続けるロンド 勝又 恭子
舞い降りる術をさがしている翼 和田 洋子
舞うことも忘れた赤いピンヒール 藤井 寿代

かもめ舞う国境線を消すように 月波 与生
舞うように軟着陸を試みる 廣田千恵子
言い訳の終着駅に舞う枯葉 山下 和一
出自など問うなオンリーワンを舞う 上嶋 幸雀
鳥のよう蝶のようにはなれぬまま 上田ひとみ

風評がまことしやかに舞い降りる 上嶋 幸雀
存分に舞ったでしょうと虫集く ひとり 静
スカートのフレアがワルツ舞いたがる 橋倉久美子
蝶が舞う遠くにテロの音がある 嶋澤喜八郎
舞い終えて夢の続きを追いかける 嶋澤喜八郎
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
咲くやこの花賞 第8回現在までの順位(22位まで)編集部PC資料から
1位 井上 一筒 13点
2位 美馬りゅうこ 12点
3位 竹内ゆみこ 11点
4位 上嶋 幸雀 11点
5位 たむらあきこ 10点
6位 中前 棋人 9点
7位 真鍋心平太 8点
8位 米山明日歌 7点
9位 山田 順啓 7点
9位 石橋 芳山 7点
11位 森吉留里惠 6点
11位 加納美津子 6点
11位 青砥 和子 6点
11位 居谷真理子 6点
15位 月波 与生 6点
15位 山本 昌乃 6点
17位 勝又 恭子 6点
18位 オカダキキ 5点
18位 河村 啓子 5点
18位 嶋澤喜八郎 5点
18位 徳山 泰子 5点
22位 柳瀬 孝子 5点
同点の場合、入選句数の多い者を上位とする。

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