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画像-0276さ(8日、記す)お世話になったみなさま、ありがとうございました
 6日の富山県川柳大会のあと、大阪に戻って一泊。7日、瓦版9月句会。いつも通り懇親会のあと会長をお送りして和歌山に帰ったのが24時半頃。いま(8時)起床したところですが、お世話になった富山の関係のみなさまにまずはここでお礼まで。
 追って書いてまいりますので、しばらくお待ち下さい。(たむらあきこ)
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 下記は、会場でお配りした(真面目な)レジュメの2枚目。横道に逸れた講演の内容は、テープ起こしが済んで、確認のために送ってきていただいてから(多分赤面)。

影響を受けた柳人と作品
☆森中惠美子 (託明寺・句碑)
天に川ありよろこびは稀にくる
☆時実新子
雨の日のダイヤル通じそうで切る
どうぞあなたも孤独であってほしい
死に顔の美しさなど何としょう
君は日の子われは月の子顔あげよ
いちめんの椿の中に椿落つ
一つだけ言葉惜しめばまた逢える
☆前田咲二
切っ先をいつも自分に向けている
わたくしの干潟が満ちるまで遊ぶ
行方不明の刻を聚(あつ)めている夕日
水の底を水が流れている輪廻
ヒロシマの焦土を踏んだ足のうら
☆墨作二郎
かくれんぼ 誰も探しに来てくれぬ
☆尾藤三柳
乱世を酌む友あまたあり酌まむ
☆石部明
縊死(いし)の木か猫かしばらくわからない
サラリーマン川柳
皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞 イソノ家

私の川柳 (たむらあきこ川柳集2010年より)
曼珠沙華自分に嘘をつきとおす
さみしさが溜まり半開きになった
約束のように桜が咲いている
いつも何かを促しにくる誕生日
座標軸動かしながら生きている
一人称ばかりがせめぎあうコップ
半径をのばして夢とすれちがう
止まってはいないわたしのなかの水
転生の途中ですするかき氷
遮断機の向こうはきっとわらべ歌

立山連峰を詠む (たむらあきこ)
立山と向き合うわたくしの荒磯(ありそ)
東風(あゆのかぜ)すさぶきのうへ戻るとき
渋谿(しぶたに)の崎に寄せては返す哀
惟神(かむながら)置く雪の稜線
山なみの太刀(たち)の辺りにきみを置く
立山の磐(いわ)の条線から翳る
雪は斑(はだら)に偲ぶ在りし日
漂流のきのうが打ち寄せる磯廻(いそわ)
(いなな)きは国守か古(いにしえ)の磯廻
渋谿の崎の立山(たちやま) きみを待つ
鳥の声何処かと問えば水に影
弓張り月は天平二上山(ふたがみやま)尾の上(え)
射水河(いみずがわ)ほとりに家持(やかもち)の思惟(しゆい)

 越中八尾《おわら風の盆》30句 (たむらあきこ)
確める越中八尾(えっちゅうやつお)の風の肌
ぼんぼりが灯って喧騒が沈む
ぼんぼりに気分を仕掛けられている
井田川の雨のち曇り風の盆
路地へ出る胡弓の響き風に似る
坂の町を「やらんまいけ」が解きはなつ
風に音色交えて夜を織りすすむ
編み笠は元禄ひらひらと両手
風を隈なく入れ替えてゆく坂の町
繋がってくる元禄が華になる
かつて芸妓の囀り聞いた石畳
編み笠の項
(うなじ)にねっとりと視線
心屈折おたや階段踏みはずす
忍び道含み笑いをくりかえす
諏訪町本通りを横切った忸怩
(じくじ)
日本の道百選の白い文字
諏訪町の勾配用水の泣き言
11町のコトバをぼんぼりが分つ
西町の格子戸解を探している
禅寺坂のうす暗がりに凭
(よ)っている
原点のわたくしへ積む石垣か
石垣を積みゆくきのうへの回帰
越中おわら節あいまいが風になる
濃く淡く路地へと泣きにくる胡弓
聞名寺
(もんみょうじ)の甍(いらか)に触れているおわら
聞名寺の持論がすこし重くなる
町流し軒下に風吹き溜まる
いっさいは空
(くう)編み笠に貌がない
灯を点す八尾運命共同体
越中八尾駅のまどろみは昭和

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